皆さんは累乗の計算方法を覚えていますか? 累乗自体を目にするのが、学生の頃以来という方もいるのではないでしょうか。
今回は間違えやすい累乗と掛け算の関係について復習しましょう。
問題
次の計算をしなさい。
4^2÷8+3
累乗とはどのような操作だったか思い出していきましょう。
解説
この問題の答えは「5」です。
まずは累乗の仕組みについて復習しましょう。
<累乗の計算方法>
累乗とは、ある数を何度か掛けた数のこと。
例:5^2=5×5、2^3=2×2×2
※ただし、5^2=5×2、2^3=2+2+2としてしまう間違いが非常に多いので注意する。
あくまで累乗は同じ数の掛け算であることに注意しましょう。
さらに、計算式の中に累乗がある場合は計算順序にも気を配らなければいけません。
<計算順序(累乗がある場合)>
・まずは累乗を計算する。
・次に掛け算と割り算を計算する。
・最後に足し算と引き算を計算して、答えを出す。
では、実際に問題を解いてみましょう。
まずは累乗から計算するので、「4^2」を計算します。
4^2
=4×4
=16
残りの計算も進めていきます。
4^2÷8+3
=16÷8+3
=2+3
=5
正しい計算順序で計算することができました。
正しい計算順序で計算しなければ、まったく異なる答えになってしまうことがあります。計算順序をしっかり覚えて、正しい順序で計算しましょう。
まとめ
累乗の記号と掛け算の記号を同じ意味ととらえて計算しないように注意しましょう。「4^2」は4を4回掛けた数を表した累乗であり、4×2とは異なります。
今回の問題をとおして、二つの式の違いをしっかり覚えましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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