1. トップ
  2. クイズ
  3. 意外に間違える大人が多い?!「8+3×(-2)」→正しく計算できる?

意外に間違える大人が多い?!「8+3×(-2)」→正しく計算できる?

  • 2025.3.17

中学数学の始めに「負の数」を学習します。これは小学校の算数ではなかったものです。

基本的な計算規則は小学校で学習したものと同じですが、新たに負の数の規則に注意しなければいけません。

負の数を含んだ計算問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
8+3×(-2)

負の数に気をつけて、計算を行いましょう。

解説

今回の問題の答えは「2です。

また、途中の計算式は次のようになります。

8+3×(−2)
=8+(−6)
=2

計算のポイントを順に確認していきましょう。

まず、四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算は、次の順に計算しなければなりません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

そのため、今回の問題では、「3×(-2)」から計算します。

負の数を含んだ掛け算では、符号と数字を分けて考えることが可能です。

符号(プラス・マイナス)の規則は以下のようになります。

(+)×(+)=(+)
(+)×(−)=(−)
(−)×(+)=(−)
(−)×(−)=(+)

今回の計算「3×(−2)」では次のように考えます。

数字:3×2=6
符号:(+)×(−)=(−)
よって、3×(−2)=−6

掛け算部分を計算したことによって、元の計算は「8+(−6)」となりました。

したがって、
8+(−6)=+2
となり、答えは「2」です。

まとめ

負の数は中学校で学習しますが、基本的な計算規則は小学校で学習しているものと同様です。

忘れていた方は、ぜひ復習をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」