今回は、小学生でも分かる引き算と割り算の問題に挑戦してみましょう。
簡単そうに見えても、案外間違えてしまう人が多いかもしれませんよ。油断せずに計算してください。
問題
次の計算をしなさい。
12−10÷2
解答
正解は、「7」です。
「あれ、1じゃないの？」と思った人は、小学校で習う「あるルール」を忘れているのかもしれません。
この問題のポイントとなるルールを、次項で確認してみましょう。
ポイント
この問題のポイントとなるのは、「計算順序のルール」です。
答えを1とした人は、次のように問題の式を左から順に計算してしまったのではないでしょうか？
12−10÷2
=2÷2
=1 ←誤答
しかし、この答えは間違いになります。式の中に複数の演算が含まれている場合は、次の計算順序のルールに従って計算を進めていく必要があるからです。
<計算順序のルール>
次の順序で計算します。
1.括弧の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算
※同じ優先順位の計算がある場合は、左にあるものから計算します。
ここで今回の問題を再確認してみましょう。
12−10÷2
引き算が先に書かれていますが、ルール上、引き算の優先順位は割り算よりも低いのでしたね。
よって、最初に計算するのは割り算、次に引き算の順で計算するのが正解です。
実際の計算過程は、次のようになります。
12−10÷2 ←最初に割り算をする
=12−5 ←次に引き算をする
=7
これで正しい答えが出ましたね。
まとめ
今回の問題では、正しい計算順序で計算することがポイントになりました。
「掛け算や割り算を、足し算や引き算よりも先に計算する」というルールは、小学校で習う基本ルールです。しかし、普段から計算する習慣がないと忘れてしまいがちです。
電卓アプリや計算ソフトに計算を任せきりにしていると、ちょっとした問題でもつまずくことがあるので、たまにはクイズ感覚で計算をしてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
もう一問挑戦！
