最近注目を集めている「白髪染めシャンプー」。気になっているけれど、「本当に染まるの?」「どんな仕組み?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、白髪染めシャンプーの効果や自宅でできる白髪染めの選び方、さらに染めた後の髪を美しく保つためのケア方法について、美容師のアドバイスを交えながら詳しく解説します!
“白髪染めシャンプー”の本当の効果とは?
白髪染めシャンプーは、カラーシャンプーの一種で、繰り返し使うことで少しずつ髪に色素を重ね、白髪を目立たなくする仕組みです。ムラシャン(紫シャンプー)の茶色バージョンと考えると分かりやすいでしょう。
ただし、一度の使用で劇的に色が変わるわけではなく、何度も使用することで徐々に色がなじんでいきます。そのため、白髪を自然にぼかしたい方や、次のカラーリングまでのつなぎとして使いたい方に適しています。
一方で、白髪をしっかり染めたい方には、通常の白髪染めの方が向いているでしょう。
美容室に行かなくてOK!白髪染めシャンプーの選び方と染め方のコツ
自宅で白髪染めをする場合、次のポイントを押さえることで、より満足のいく仕上がりになります。
<白髪染め選びのポイント>
市販の白髪染めは、誰でもしっかり染められるように作られているため、比較的強めのアルカリ剤が含まれています。そのため、髪や頭皮への負担を軽減するために、以下のような成分が配合されたものを選ぶのがおすすめです。
- オイル配合タイプ(髪を保護する成分が含まれているもの)
- コラーゲンや脂質成分入り(保湿・補修効果が期待できるもの)
ダメージケア成分が含まれている商品を選ぶことがポイントです。
<染める際のテクニック>
白髪をしっかり染めるためには、以下の方法を試してみましょう。
- 塗布後にラップで頭を包む(体温を逃がさず発色を良くする & 髪を密着させてムラを防ぐ)
- しっかり馴染ませる(白髪は健康的でハリがあるため、薬剤をしっかり揉み込むことが重要)
- 放置時間を守る(染まりが悪いからと長時間放置すると、髪や頭皮にダメージを与える可能性がある)
美容師アドバイス
塗り終えた後、頭をラップでくるむと、体温がこもり発色が良くなります。さらに、白髪は立ちやすいため、ラップで密着させることでムラなく染まりやすくなります。
白髪染め後の髪を健康に保つケア方法
白髪染めをした後の髪は、ダメージを受けやすい状態になっています。健康的な髪をキープするために、次のケアを心がけましょう。
1. 洗浄力の優しいシャンプーを使う
強い洗浄力のシャンプーは、染めた色が抜けやすくなるため、アミノ酸系などのマイルドなシャンプーを選びましょう。
2. トリートメントでしっかり保湿
髪のダメージを抑えるため、保湿力の高いトリートメントを使用するのがポイント。特にカラーケア用のトリートメントは、色持ちを良くする効果が期待できます。
3. ドライヤー前にヘアオイルをプラス
髪の乾燥を防ぎ、ツヤ感をアップさせるために、洗い流さないトリートメントやオイルを活用しましょう。
4. 紫外線対策を忘れずに
紫外線は髪のダメージを加速させるため、外出時にはUVカット効果のあるヘアスプレーを使うのがおすすめです。
美容師アドバイス
市販の白髪染めは、誰が使っても染まるようにアルカリ剤が多めに配合されています。そのため、ダメージを抑えるためにも、オイルやコラーゲンなどの脂質が入ったものを選ぶと良いでしょう。
白髪染めシャンプーは用途に合わせて使い分けよう!
白髪染めシャンプーは、継続的に使うことで白髪をぼかす効果が期待できます。ただし、完全に白髪を染めるものではないため、用途に応じた使い方が重要です。
また、自宅で白髪染めをする場合は、ダメージを抑えられる商品を選び、塗布後にラップで密着させるなどの工夫をすることで、より美しい仕上がりになります。
白髪を染めた後は、適切なヘアケアを行い、健康的で美しい髪を保ちましょう!
監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)
シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中。