「最近、髪の毛が薄くなってきた…」そんな悩みを抱えているあなた。育毛剤やサプリメントを試しているけど、効果がイマイチ感じられない…なんて経験はありませんか?実は、薄毛の原因は、あなたが毎日何気なく繰り返している「習慣」にあるかもしれません!今回は、薄毛改善のために避けたい意外なNG習慣を徹底解説します。
意外な落とし穴!薄毛を悪化させるNG習慣とは?
薄毛の原因は、遺伝や加齢以外にも、生活習慣や食生活、ストレスなど、様々な要因が複雑に絡み合っています。
中でも、見落としがちなのが毎日の生活習慣。実は、些細な習慣が、知らぬ間に薄毛を悪化させている可能性があるのです。
例えば、毎日のシャンプーの仕方、睡眠不足、偏った食生活、そして意外なことに…スマホの使いすぎも薄毛に繋がる可能性があると言われています。 これらの習慣を見直すことで、薄毛の改善に繋がる可能性も大いにあります。
深刻な頭皮環境の悪化!シャンプーのやり方、あなたは大丈夫?
まず、注目すべきは「シャンプーの仕方」です。ゴシゴシと強く擦り洗いしていませんか?
実は、この行為が頭皮への負担となり、薄毛を招く大きな原因の1つなのです。 頭皮は顔の皮膚よりも薄く、デリケートなため、強い摩擦によって炎症を起こしたり、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。
結果、頭皮環境が悪化し、毛根への栄養供給が阻害され、薄毛につながるのです。
正しいシャンプーの仕方は、指の腹を使って優しくマッサージするように洗うこと。そして、すすぎ残しにも注意しましょう。すすぎ残しは、頭皮の炎症を引き起こす原因になります。
さらに、シャンプー剤の成分にも注意が必要です。洗浄力の強いシャンプーは、頭皮の乾燥や炎症を引き起こす可能性があるため、低刺激性のものを選ぶことが大切です。
睡眠不足や偏った食生活…薄毛に繋がる生活習慣の悪影響
次に、睡眠不足や偏った食生活も薄毛に大きく影響します。
睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、髪の毛の成長を促進する重要な役割を果たしています。睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を抑制し、髪の毛の成長を阻害する可能性があります。
また、偏った食生活も、髪の毛に必要な栄養素が不足し、薄毛の原因となる可能性があります。 特に、タンパク質や鉄分、亜鉛、ビタミン類は、髪の毛の健康維持に不可欠な栄養素です。これらの栄養素が不足すると、髪の毛が細くなったり、抜けやすくなったりする可能性があります。
バランスの良い食事を心がけ、必要な栄養素をしっかりと摂取することが大切です。 具体的には、肉、魚、卵、大豆製品などのタンパク質源、ほうれん草やレバーなどの鉄分源、ナッツ類や牡蠣などの亜鉛源を積極的に摂取しましょう。
スマホの使いすぎ?!意外な薄毛リスクとは
そして、現代人に多いのが「スマホの使いすぎ」です。長時間スマホを操作する姿勢は、首や肩への負担が大きく、血行不良を引き起こす可能性があります。
血行不良は、頭皮への栄養供給を阻害し、薄毛を招く原因となります。 さらに、スマホを長時間見ていると、どうしても姿勢が悪くなりがちです。猫背などにより、頭皮への血流が悪くなると、毛根への栄養供給が不足し、薄毛に繋がってしまうのです。
こまめな休憩を挟み、正しい姿勢を意識することが大切です。 また、適度な運動で血行を促進することも効果的です。
小さな習慣の積み重ねが薄毛改善のカギ!
薄毛改善のためには、特別なことをする必要はありません。毎日の生活習慣を見直し、頭皮環境を整えること、そしてバランスの良い食事や十分な睡眠を心がけることが大切です。
しかし、前髪が後退したり、頭頂部が薄くなってきたりしている場合は、生活習慣の改善だけでなく、早めに専門医を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
遺伝やホルモンの影響で進行する薄毛(AGA)は、放置すると進行しやすくなります。手遅れになる前に、医師の診断を受け、必要であればフィナステリドやミノキシジルなどの内服薬を検討しましょう。
抜け毛が多いと感じるだけであれば、生活習慣の見直しで十分な場合もありますが、薄毛が進行している場合は適切な診断と治療が大切です。
気になる症状がある場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。 あなたの髪が健康的に輝くことを願っています!
監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)
2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。