上白石萌音が主演、高杉真宙が共演するテレビ東京系ドラマ『法廷のドラゴン』(毎週金曜よる9時)の第5話が2月14日に放送された。老舗和菓子店をめぐるライセンス訴訟を請け負った竜美(上白石萌音)。今回の案件を通し、それぞれ偉大な父を持つ弁護士の虎太郎(高杉真宙)、老舗和菓子店の息子・和輝(超特急・草川拓弥)の葛藤にも寄り添い、SNSで多くの反響が寄せられていた。
超特急・草川拓弥の繊細な演技に「引き込まれた」
老舗和菓子店「雁湖庵」の人気商品「一徹餅」をめぐり、店主であり昔かたぎな和菓子職人・熊倉英和(角野卓造)の書き込みがきっかけで、ネット通販会社に訴えられる事態に。原告側のネット通販会社には英和の息子・和輝(草川)がいて…。和輝は、「雁湖庵」の跡継ぎとして、英和のもとで修業をするも、母・柚子(かとうかず子)が倒れた際に、和菓子をつくっていた父・英和に反発。「雁湖庵」を出て、ネット通販会社で働いていたのだった。
父と分かり合えず葛藤する息子を演じた草川拓弥の演技にSNSで反響続出。「葛藤とか感情が入り混じった表情めちゃくちゃ引き込まれた」「繊細なお芝居堪能できた」「見入っちゃう」「息をのんだ」と話題を集めていた。
「法廷で食べ比べするん?」「斬新」前代未聞の裁判シーンに衝撃の声…
裁判では、被告側の証人尋問で柚子が「一徹餅」の食べ比べをするという前代未聞の場面も話題を集めた。SNSでは「ええっ、法廷で食べ比べするん?」「斬新」「興味深い」と衝撃を受ける声も上がっている。
そして裁判の流れは、和輝の証言によって一変し、原告側は和解を申し出る展開に。裁判後の恒例の“感想戦”で竜美は、原告側の偽りを正直に明かした和輝が、今も「雁湖庵」のことを思っていることを指摘する。和輝は「雁湖庵」の販路拡大を考えネット通販会社でノウハウを学んでいたのだ。
劇中では、柚子が倒れた際、妻のために英和が「一徹餅」を作っていたことも明かされていた。父と息子の長年のわだかまりが解けるエピソードを受け、心温まる展開にSNSでは「号泣」「グッときました」と感動の声があふれていた。
そして、「自分の信じたやり方を貫いて、この店の味を大切にしようとした」と和輝の思いを代弁した竜美の言葉は、虎太郎にも刺さったのだ。
テレビ東京系 『法廷のドラゴン』毎週金曜よる9時
ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。
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