1. トップ
  2. 「一番ヤバい」「次週も絶対なんかかましそう」視聴者全員が“同じ意見”になるバカリズムによる巧みな脚本『ホットスポット』

「一番ヤバい」「次週も絶対なんかかましそう」視聴者全員が“同じ意見”になるバカリズムによる巧みな脚本『ホットスポット』

  • 2025.2.13

市川実日子が主演、バカリズムが脚本を手掛ける、日本テレビ系ドラマ『ホットスポット』の第5話が、2月9日に放送された。日テレのバラエティー番組『月曜から夜ふかし』の調査で、宇宙人・高橋(角田晃広)と思しき目撃情報が相次ぎ、ホテル従業員の間であらぬ疑いが…。思いがけない話の展開が視聴者の笑いを誘っていた。

不在のホテル従業員・小野寺=宇宙人説が浮上?

undefined
『ホットスポット』第5話より(C)日本テレビ

『月曜から夜ふかし』のディレクター・岸本(池松壮亮)と松崎(前田旺志郎)が、2月23日の『富士山の日』にちなみ、富士山の麓で暮らす人々の“個人的ニュース”を集めようと清美(市川実日子)たちの町の人を調査していた。たまたま、インタビューを受けた綾乃(木南晴夏)と共にいた、娘・りつ(原春奈)が「すごい速い人がいた」と宇宙人・高橋のことをポロリと口にしてしまう。その後も、他の人から、超人的な身体能力を持つ男の目撃情報が出てきて…。

一方、清美が働くホテルでは、同僚・由美(夏帆)が折れ曲がった10円玉を発見していた。由美は、同僚の小野寺(白石隼也)が宇宙人で、彼の仕業だと思い込み、小野寺=宇宙人説がホテルの従業員内で加速。由美は『月曜から夜ふかし』スタッフにも、小野寺=宇宙人説を話してしまう。

“10”にまつわるエピソードが多いことから、10月生まれの小野寺が誕生日を支配人に忘れられたことを根に持っているのではないかという、憶測まで飛び出し…。なぜか、小野寺が知らぬ間に宇宙人に仕立て上げられたり、怖がられたりする様子に、SNSでは、「たまたま偶然が重なって小野寺くん宇宙人説が確定されていくさまが面白い」「知らないところで勝手にいろいろ考察されてて不憫」「小野寺くん全く関係ないのにおもろすぎる」と反響が続出していた。

高橋が支配人&同僚・由美に正体を明かす 両極端なリアクションが話題に

undefined
『ホットスポット』第5話より(C)日本テレビ

10円玉を曲げた本人である宇宙人の高橋と事情を知る清美は、まったく関係ない小野寺が腫物扱いされていることを気の毒に思いはじめていた。そこで、小野寺を疑っている支配人・奥田(田中直樹)と由美に、高橋が宇宙人であることを明かすことに…!

SNSでは、「由美ちゃんはまずい 口軽そうだよ」「ホットスポットの由美ちゃん、怖すぎる…思い込みだけで大騒ぎしてて、それが真実みたいで…信用できない人感が…」と、由美に対して不安の声が続出。同時に、「ホットスポット視聴者の由美ちゃんへの信頼のなさすごい」「視聴者全員に由美ちゃんには言っちゃダメ!と思わせる脚本も凄い」といった、視聴者が同じ不安をもつような、バカリズムの巧みな脚本にも注目が集まっていた。

高橋から宇宙人だと打ち明けられた奥田は、驚くきつつも、高橋の正体がばれることを心配し、テレビスタッフに追及されないよう取材のお断りを入れたのだった。SNSでは「もはや奥田支配人のリアクションが一番の楽しみになってる」「いい人」「世の中の上司がみんな奥田さんみたいな人だったらいいのに」との声が上がっていた。

undefined
『ホットスポット』第5話より(C)日本テレビ

一方、高橋から正体を明かされた由美の反応はあっさり。リアクションからしても高橋が宇宙人だと信じていなさそうにもみえるが…。SNSでも、「あんなに言ってた由美ちゃんが信じないの最高に笑った」「由美ちゃんの思考の方が宇宙人過ぎるわ」と言った声で溢れていた。

とはいえ、都市伝説好きであれこれ話してしまう性格ゆえに、SNSでは「由美ちゃんほんとに言わない?」「由美ちゃんに話ししたのは後々面倒なことになりそうな気がする」「間違いなくホットスポットで一番ヤバいのは由美ちゃん 次週も絶対なんかかましそうで草」と心配の声が相次いでいた。

また、前回放送のラストシーンから、『月曜から夜ふかし』が出てくることにSNSでは話題になっており、「取材きてるの草」「ディレクター風原稿読みを完コピする池松壮亮も最高」と盛り上がっていた。

高橋の秘密を知る人が増え、心配の種も増える? 清宮や高橋の日常がどうなっていくのか、次回も見逃せない。



日本テレビ系 『ホットスポット』毎週日曜よる10時30分

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です