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「役にあってる」「理想の先輩」第4話の“ゲスト”に称賛の声続出 淡々とした芝居を得意とする俳優の“ハマり役”【土曜ドラマ】

  • 2026.2.7
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『パンダより恋が苦手な私たち』第4話(C)日本テレビ

毎話、さまざまな角度から恋愛と仕事に切り込んでいく『パンダよりも恋が苦手な私たち』。第4話は、主人公・柴田一葉(上白石萌歌)とよく仕事をともにしているカメラマンの橘環希(仁村紗和)をメインに、人生における恋愛と自分の見られ方を演出する方法を説く回となった。

※以下本文には放送内容が含まれます。

恋愛にも仕事にも通じる自分の演出方法

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『パンダより恋が苦手な私たち』第4話(C)日本テレビ

写真の現場ではミリタリー風の服装で、女性扱いされないように意識してきた環希。そんな彼女に、環希の先輩・山下翔(野村周平)は思いを寄せていた。翔の言動からは、環希をカメラマンとして評価していること、その上で女性としても想っていることが分かる。それでも、カメラマンとしてさらに飛躍したい環希は翔から女性として見られていたことに耐えられない。

そんな矢先、環希にカメラマンとしてのチャンスが訪れる。懸命に取り組み、上司から「悪くない」と言われるものの選ばれたのは翔の写真だった。その後、環希は翔から正式に告白を受けるが、彼女はカメラを選び、変わらずミリタリー風の服装で翔に会うのだった。

環希は恋愛へ逃げたくなかったのだろう。翔のことを悪く思っておらず、楽しいお付き合いが想像できるからこそ、断ったのだ。物語の前半は、環希のミリタリールックが周囲から女性に見られないための武装のように見えたが、後半は彼女の写真への決意を表現しているように見えた。

第4話のテーマは自分の演出方法だったように思う。そしてこのテーマは、一葉が仕事で取り組んでいる雑誌の誌面づくりにも繋がってくる。一葉は、環希の服装による表現を受けて、自分の色を出した誌面を作ることができた。やはり、恋愛だけでなく、仕事観にも触れてくれるのが、本作の魅力だ。

野村周平が体現する、環希にアプローチする翔のフラットさ

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『パンダより恋が苦手な私たち』第4話(C)日本テレビ

第4話には、環希に想いを寄せる役柄として、野村周平がゲスト出演した。野村周平が演じるのを見て、癖の強いキャラクターを想像した視聴者もいたかもしれない。実際には、カメラマンとしても女性としても環希を想い、最後には彼女の意思を尊重するフラットさを見せた。翔を演じていたときの野村は、あまり大きく表情を変えていなかった。環希にアプローチする時の口ぶりは淡々としており、その態度だからこそ惑わされる環希の可愛らしさが出ていたように思う。

一方で、デートの際に環希がいつものミリタリールックではなく、かわいらしいワンピースを着ているのを見たときには、ほんの少し驚き、うれしそうな顔を見せていた。

翔の人物像を、環希を極端に後輩扱いしたり、女性扱いしたりせず、リスペクトを感じるフラットな男性にしたからこそ、環希の葛藤のみにフォーカスされたストーリーになったように思う。何を考えているのか相手に読ませない淡々とした芝居を得意とする野村にとって、まさにハマり役と言えるだろう。

SNSでは、「翔が理想の先輩すぎる」「野村周平がメロすぎる」「役にあってる」など、キャラクター性に惹かれた人が多かった様子。

一葉の周囲の人物たちが抱える恋愛の悩みと、彼女自身の社会人としての成長に見応えがある一方で、椎堂司(生田斗真)と灰沢アリア(シシド・カフカ)の過去の関係も気になるところ。一葉から司への片想いはどのように発展していくのだろうか。


日本テレビ系『パンダより恋が苦手な私たち』2026年1月期土曜ドラマ
毎週土曜よる9時から放送

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202