どこから計算するのが正解？「9−3×2」→正しく計算できる？

今回の計算問題には、引き算と掛け算しかありません。シンプルな計算問題ですが、計算順序を整理することが重要です。手順を間違えてしまうと間違った答えが出てきてしまうので、正しい計算順序をしっかりと思い出していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
9−3×2

計算順序を間違えてしまうと答えはどのようになるのかについても、確認しておきましょう。

この問題の答えは「3」です。

どこから計算するべきなのか、文章題を作ってみて考えてみましょう。今回の式の計算順序に合う文章題は、以下のようなになります。

飴が9個あります。ここから、3人に2個ずつ飴を配ると残りはいくつでしょうか。

この文章題を解くためには、配った飴の合計数を知る必要がありますよね。

そのためには、「3×2」を先に計算します。そして、全体数である9から配った飴の合計数を引き算すると、最終的な答えを求めることができます。

つまり、掛け算→引き算の順に計算しなければいけません。

このように計算問題は計算する順序が決まっています。

＜計算順序＞
掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算する。

このポイント通りに計算してみましょう。

9−3×2
=9−6
=3

3人に2個ずつなので、合計6個の飴を配り、残りは3個ということになります。

誤った解き方をしてしまうと、答えは大きく変わってしまいます。

<誤った解き方>
9−3×2
=6×2
=12

これでは、元々9個しかなかった飴が12個に増えてしまっているので、おかしいことに気が付きますね。

今回は、計算順序を文章題をもとにして考えてみました。

今回の計算問題は掛け算と引き算のみでしたが、より多くの演算が含まれている複雑な計算でも計算順序は同じです。掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算することを意識して解いてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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