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工夫して計算してみて!「2569+3012」→5秒でチャレンジ

  • 2025.3.4
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二つの数の足し算であったとしても、その二つの数が互いに四桁ともなると、簡単に計算できなくなりますね。しかも、繰り上がりのある計算問題なので、筆算で計算したとしても間違えやすい問題です。

そこで今回は、公式を利用して式変形をメインに解いていきましょう。見慣れない方法かもしれませんが、考え方は簡単なので覚えておいてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
2569+3012

四桁の数を分解することが計算のポイントです。

解説

この問題の答えは「5581」です。

計算をしやすくするために、逆に計算しにくくなっている理由を考えてみましょう。数自体が大きいこともありますが、やはり繰り上がりがあることも大きな原因でしょう。

そこで考えたいのが、2569に「一の位が1の数」を足すと、キリの良い数字になって計算しやすくなるというところです。つまり、3012を「一の位が1の数」と「端数」に分け、足し算を二回行うことで計算を楽にしていきます。

そこで必要なのが、結合法則になります。

<結合法則>
(a+b)+c=a+(b+c)

この結合法則を使うことで、計算順序を入れ替えることができます。

さて、3012を3001と11に分けて計算してみましょう。

  2569+3012
=2569+(3001+11)
=2569+3001+11
=(2569+3001)+11 ←2569と3001を結合法則により結合する
=5570+11
=5581

これでスマートに計算することができました。

できるだけキリの良い数の方を大きな数にすることで、後々の計算を楽にすることができます。

まとめ

今回は3012を3001と11に分解して計算しましたが、計算に慣れている人は3011と1に分けてみたり、2569を何かと何かに分解してみてもいいかもしれません。

一度に計算しきれない数は、結合法則をうまく使うことで計算しやすくなります。計算の工程は増えますが、計算は楽になりましたね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。    



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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