どこから計算するのが正解？「(5+4)÷3×4」→ 正しく計算できる？

みなさんはカッコのある計算の解き方を覚えていますか？なんとなく計算順序に気をつけなければいけない、ということは覚えていても、実際にどんな順序で計算しなければいけなかったかを忘れている人もいるかもしれません。

今回は、カッコを計算するタイミングについて復習していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(5+4)÷3×4

カッコを使った計算を復習しましょう。

この問題の答えは「12」です。

正しく計算するためには、カッコを含む計算の順序を思い出していきましょう。

＜カッコを含む計算の計算順序＞
・まず始めにカッコの中を計算する。
・次に掛け算と割り算を計算する。
・最後に足し算と引き算を計算する。
※カッコの中も、「掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算しなければならない。

上記の正しい計算順序で計算してみます。

(5+4)÷3×4
=9÷3×4
=3×4
=12

これで計算できました。

では、なぜカッコの中を優先しなければならないのでしょうか。それは、カッコでくくられた部分の意味を振り返ることで分かってきます。

カッコでくくられた部分は一つの数字として捉えることができます。つまり、まずはカッコの中を計算して一つの数字にしなければいけないのです。

今回は計算順序が重要な問題でした。

基本は「掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算しなければならないのですが、カッコがある場合は、カッコの中を先に計算します。

また、カッコの中に計算が複数あった場合は、カッコの中も「掛け算・割り算→足し算・引き算」の順に計算していきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

もう一問挑戦！

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