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意外に間違える人が多いかも…?「3500÷3」→四捨五入して十の位までの概数で表せ

  • 2025.2.21
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割り算の計算はいつでもキレイに割り切れるわけではありませんよね。

割り切れないときは、状況に応じて四捨五入して概数で数を表さなければいけません。

簡単そうに見える四捨五入ですが、どこで四捨五入するかは需要です。

今回は、四捨五入に関する問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
※答えは四捨五入をして、十の位までの概数で表すこと。
3500÷3

この割り算は、割り切れず、数がどこまでも続きます。

四捨五入する位に注意して、計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「1170」です。

どのように考えるのか、順に解説をしていきます。

まずは、通常の割り算を行いましょう。

3500÷3 = 1166.666・・・

今回の割り算は、割り切れないので、どこまでも数が続きます。問題の指示の通り、四捨五入しましょう。

ここで注意が必要なのが、「どの位を四捨五入するのか」という点です。

「十の位までの概数」ということなので、四捨五入するのは「一の位」です。

1166.666・・・の一の位の6を四捨五入(6は5以上なので繰り上がる)するので、答えは「1170」となります。

よくある間違い

よくある間違いは、「十の位で」四捨五入をし「1200」を答えとしてしまうことです。

以下の2つの文章は、とても似ていますが、まったく意味が異なります。

(1)四捨五入をして、十の位までの概数で表す
(2)十の位で四捨五入して、概数で表す

「十の位までの概数」ということは、四捨五入した後の答えに「十の位」が残っていなければなりません。

つまり、もう一つ下の位である「一の位で四捨五入」ということになります。

一方で、「十の位で四捨五入」は言葉のとおり、十の位を四捨五入します。

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どこで四捨五入するかは、どれだけ正確な値が必要かによって異なります。

文章をしっかり読んで、考えるようにしましょう。

まとめ

似たような文章(問題文)でも意味がまったく異なるということがあります。

「十の位までの概数」という表現は、小学校で学習しますが、大人になってからはあまり使わないかもしれません。

忘れていた方は、ぜひ他の問題で復習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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