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マイナスを引くとどうなる?「(−6)−(−1)−(−7)−(−4)」→正しく計算できる?

  • 2025.2.20
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「負の数」は実生活で使用する機会が少ないため、どのように計算すれば良いのか忘れてしまったという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、負の数の計算のイメージと計算方法について解説します。繰り返し練習することで、暗算もしやすくなりますよ。

問題

次の計算をしなさい。
(−6)−(−1)−(−7)−(−4)

負の数と引き算が並んでいます。正しく計算できるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「6です。

計算式には負の数と引き算が並んでいましたが、計算結果は正の数になります。

途中の計算は次の通りです。

  (−6)−(−1)−(−7)−(−4)
=(−6)+(+1)+(+7)+(+4)
=(−5)+(+7)+(+4)
=(+2)+(+4)
=+6

負の数を引く

「負の数を引く引き算」は、「正の数を足す足し算」に変えて計算することができます。

・正の数(+)を引く = 負の数(−)を足す
例:3−(+5) = 3+(−5)

・負の数(−)を引く = 正の数(+)を足す
例:3−(−5) = 3+(+5)

今回の問題「(−6)−(−1)−(−7)−(−4)」では、「−1を引く」「−7を引く」「−4を引く」と、三回も負の数を引く引き算があります。これらを足し算に言い換えると、それぞれ「+1を足す」「+7を足す」「+4を足す」となります。

つまり、最初に次のような式の変形をすることで、足し算だけの計算と考えることができるのです。

  (−6)−(−1)−(−7)−(−4)
=(−6)+(+1)+(+7)+(+4)

この式の変形は、数直線の上での人の移動をイメージすると分かりやすくなります。

「足す=人が前を向く」
「プラスの符号=前に数の分だけ進む」
「引く=人が後ろを向く」
「マイナスの符号=後ろに数の分だけ進む」
のように、数直線上での人の動きをイメージすると、以下のように考えることができます。

「−5を引く」は、「人が後ろ(負の方向)を向いて、後ろ(正の方向)に5進む」
「+5を足す」は、「人が前(正の方向)を向いて、前(正の方向)に5進む」

と考えると、「−5を引く」と「+5を足す」は同じ結果になることがわかりますね。

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まとめ

「負の数の引き算」は数直線上でイメージをすると分かりやすくなります。また、実際に計算する際は、負の数の引き算は足し算に変換します。

この計算は数学の基本となるので、忘れていた方は復習をしておきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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