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世界中を震撼させた…【実際の事件がモデルのノンフィクション映画】誘拐された孫と冷酷な祖父の”衝撃のドラマ”

  • 2025.2.23

実話を題材とした作品は、フィクションの作品に比べて感動や衝撃を大きく感じますよね。そのため、ノンフィクション作品は数多く制作されています。今回は、そのなかでも実際に起こった事件がモデルのノンフィクション映画を5選をセレクトしました。

本記事ではその中から、2018年公開の映画『ゲティ家の身代金』をご紹介。孫の命よりもお金を優先した大富豪に待っていた、衝撃のラストとは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

大富豪の孫が誘拐された…!?“実際の事件がモデルのノンフィクション”映画『ゲティ家の身代金』

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イメージ画像:Canva
  • 作品名:映画『ゲティ家の身代金』
  • 公開日:2018年5月25日

あらすじ

1973年に起きた大富豪の孫誘拐事件をモデルに、監督・リドリー・スコットによって製作された本作。

世界有数の大富豪であるジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)(以下ゲティ)の孫・ジャン・ポール・ゲティ三世(チャーリー・プラマー)(以下ポール)は、夜の街で突然誘拐されます。犯人はポールがゲティの孫であることを理由に、1700万ドルという多額の身代金を要求しました。

ポールの母であるアビゲイル・ハリス(ミシェル・ウィリアムズ)は、ゲティにポールの誘拐と身代金について話します。しかし、ゲティはメディアの取材で身代金の支払いを拒否するのでした。

夫と離婚したことで、ゲティ一家とは離れて一般人として暮らしていたアビゲイル。アビゲイルはポールを救うべく、誘拐犯だけではなく、確執のあるゲティとも対立するのでした―。

閲覧注意なシーンも…!?映画『ゲティ家の身代金』の注目ポイント※ネタバレあり

本作は、1973年に起きた大富豪の孫・ポールの誘拐事件をモチーフに、フィクションと実話を織り交ぜて制作された映画です。事件当時、ゲティ一家は世界で最も裕福との呼び声が高い一族でした。そんな大富豪の孫が誘拐されたとして、ポール誘拐事件は大きな話題を呼びました。

本作の見どころは、お金によってねじ曲げられたゲティの性格や価値観です。巨万の富を手にし、お金で買えるものは何でも手に入るようになったゲティ。しかし、ポールの身代金はムダ金だと主張して払う姿勢を見せません。孫の命よりも、株の取り引きや美術品の購入にお金をかけるゲティの行動は理解に苦しみます。

また、どんどんと悪化していくシリアスな展開に手に汗を握ります。いつ命が奪われるか分からない緊迫した状況は、実話であることによってさらに恐怖感が増すことでしょう。特に、実際の事件でも起こった耳が切断されるシーンは、目を覆いたくなるような描写となっているので閲覧注意です。

まさかのラストに驚愕…世界中を震撼させた大事件をモデルにした衝撃作

ケチな大富豪によって振り回されるポールの人生に、思わず同情しそうになる本作。実話であるがゆえに、世の中お金だけが全てではないことをより痛感させられることでしょう。なお、ラストは驚きの展開となっています。

まだ映画『ゲティ家の身代金』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『ゲティ家の身代金』に興味を持っていただけた方は、ぜひ“歪んだ大富豪の末路”を目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です。