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「意外と間違えやすい」結婚式の【お祝儀NGマナー】

  • 2025.2.16
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結婚式に招待された際には、ご祝儀を熨斗袋に入れて渡すのが一般的です。しかし、ご祝儀の金額や包み方にもマナーがあることをご存知でしょうか?今回は、ご祝儀についてのマナーを改めてご紹介します。

ご祝儀の金額は関係性によって変わる

一般的なご祝儀の相場は3万円です。お祝いの気持ちとして1万円、披露宴での飲食代や引き出物の代金が2万円と考えられています。

ただし、関係性が濃いほど高額を包むことが一般的です。直属の部下や上司、恩師の結婚式では、3~5万円が相場となります。自分がすでに結婚していて、ご祝儀をもらっている場合は、同じ金額を渡すのが基本です。

親族はより多めに包むのが一般的です。兄弟姉妹なら5~10万円、おじ・おばなら5~7万円、いとこや甥・姪なら3~5万円が目安となります。

また、親族間では話し合いで金額をそろえることもあります。事前に親や年長の親族に相談すると安心です。

包む紙幣は奇数にする

ご祝儀に入れるお札の枚数は、奇数にするのがマナーです。偶数は2で割り切れるため、「別れ」を連想させると考えられています。

ご祝儀の相場は3万円ですが、学生や新社会人などで捻出が難しい場合は2万円でも問題ありません。その際は、1万円札1枚と5千円札2枚にして、合計3枚にするのが望ましいでしょう。

近年では、1万円札2枚でも「ペア」を連想させるため問題ないとする考え方もあります。特に新郎新婦が20代の場合は、偶数・奇数にそれほどこだわらなくても良い場合もあります。

ただし、「9万円」は「苦」を、「4万円」は「死」を連想させるため避けましょう。

包む紙幣は新札にする

結婚式は新郎新婦の新たな門出を祝う場です。そのため、ご祝儀には新札を用意するのがマナーです。新札がない場合は、銀行で交換できますが、手数料がかかることもあります。

紙幣の包み方も大切です。肖像画が描かれている紙幣の表側を、ご祝儀袋の表側にくるようにし、肖像画が上になるように入れましょう。

ご祝儀袋のデザインは包む金額に合わせる

ご祝儀袋にはシンプルなものから豪華なものまでさまざまな種類があります。包む金額に応じたデザインを選ぶことが重要です。

  • 1万円以下:水引が印刷されたシンプルなもの
  • 3万円前後:水引が「結び切り」や「あわじ結び」になっているもの
  • 5~10万円:水引が「輪結び」などのアレンジが施され、檀紙が二重になっているもの
  • 10万円以上:水引で鶴亀がデザインされるなど、豪華なご祝儀袋

ご祝儀袋のパッケージに適した金額の目安が記載されていることも多いので、選ぶ際に参考にしましょう。

ご祝儀袋は袱紗に入れて持参する

ご祝儀袋は、汚れや折れを防ぐため、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。100円ショップでも購入できるので、事前に準備しておくと良いでしょう。

袱紗の色選びも重要です。結婚式では、赤、朱色、ピンクといった暖色系が適しています。濃紺や深緑、グレーなどの寒色系は弔事向けなので注意が必要です。ただし、紫色の袱紗は慶事・弔事どちらにも使えるため、一つ持っておくと便利です。

ご祝儀袋は、相手に渡す直前まで袱紗に入れておきます。結婚式では、受付で袱紗から取り出し、ご祝儀袋を手渡しましょう。

お祝いする気持ちが大切

結婚式のご祝儀のマナーをご紹介しましたが、最も大切なのは「お祝いしたい」という気持ちです。基本的なマナーを守ることで、新郎新婦に喜ばれるご祝儀を用意できます。

万が一、細かいマナーに失敗してしまっても、新郎新婦への気持ちがこもっていれば大丈夫です。心を込めて準備し、素敵な門出を祝福しましょう。


ライター:noiz

※本記事の内容は一般的なマナーに基づいたものです。地域やご家庭によって異なる場合があるため、不安な場合は、事前に親族や式場スタッフに確認することをおすすめします。