1. トップ
  2. 「法律違反になることも!?」雪の運転でやりがちな【NGマナー3選】

「法律違反になることも!?」雪の運転でやりがちな【NGマナー3選】

  • 2025.2.4
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

突然の雪や道路の凍結。冬の運転は夏の運転に比べて注意しなければいけないポイントが多く、実は気付かずにNGマナーをしてしまいがち…。そのNG行動がマナー違反だけでなく、法律違反になっていることもあり、注意が必要です。

今回は、冬の運転で注意が必要なNGマナーについてご紹介します。

雪を落とさずに走るのは危険!

「フロントガラスだけ見えていればOK」と思い、屋根やボンネットの雪を落とさずに走行するのはNGです。

例えば、走行中に屋根の雪が落ちて後続車の視界を妨げたり、急ブレーキの原因になった場合、「道路交通法施行令」違反と判断される可能性があります。

対策

運転前に車の雪をしっかり落としましょう。発進前に屋根・ボンネット・トランク・ライトの雪を完全に除去することが大切です。

また、霜取りスプレーやスクレーパーを活用し、駐車中はワイパーを立てておくと凍結防止に役立ちます。

ノーマルタイヤでの雪道走行は危険!

普段、雪の降らない地域の方は特に注意が必要です。急な雪で路面が凍結している場合、ノーマルタイヤでの走行は法律違反となります。

沖縄県以外の各都道府県には「道路交通法施行細則」が定められており、雪道をノーマルタイヤで走行すると、普通車で6000円の罰金が科されることがあります。さらに、ノーマルタイヤではスリップの危険性が高まり、事故の原因にもなります。

対策

雪があまり降らない地域でも、冬になったらスタッドレスタイヤに履き替えることが大切です。
また、チェーンを車載するなど、万が一に備えた準備も忘れずに行いましょう。

スタッドレスでもチェーンが必要な場面がある!

「スタッドレスタイヤにしたから、もうチェーンは不要」と思っていませんか?実は、国土交通省が定める「チェーン規制」が発令されている道路では、スタッドレスタイヤを装着していても、チェーンを装着しなければ通行できません。

この制度は2018年12月に施行され、一般国道6区間・高速道路7区間に適用されています。規制区間では検査員による装着確認が実施され、チェーン未装着の場合は通行不可となります。なお、この時点では罰則や違反金は発生しません。

しかし、チェーン規制区域以外で大規模な交通渋滞を引き起こした場合、「道路交通法違反」として罰則や違反金が科される可能性があります。

対策

事前に走行ルートの路面状況を確認し、チェーン規制がある道路では必ずチェーンを装着しましょう。

また、必要に応じてすぐに装着できるようにチェーンを携行することも重要です。チェーンを使ったことがない方は、事前に装着練習をしておくと安心です。

冬の運転は特に注意が必要

気づかずにマナー違反をしてしまうだけでなく、法律違反に該当すると罰則の対象になることもあります。自分の安全はもちろん、周りのドライバーへの配慮も大切です。

本格的な冬を迎える前に、スタッドレスタイヤへの履き替えや、チェーンの準備を忘れずに行いましょう。しっかり準備を整えて、安全な冬のドライブを心がけてくださいね。


ライター:aoi

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、最新の法規制や道路状況については、各自治体や関係機関の公式情報をご確認ください。