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工夫次第でスピードUP!「398+185」→5秒でチャレンジ

  • 2025.2.9
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この問題を5秒以内に電卓を使わずに計算ができれば、計算力が高い方かもしれません。暗算で計算している人は頭の中で筆算を行なっているわけではありません。どのような考え方で計算しているのか考えてみましょう。難しい計算ではありませんが、工夫の仕方は忘れているかもしれないので、しっかり思い出してみてくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
398+185

スマホや電卓は使用NGです。

解説

この問題の答えは「583」です。

この問題を楽に計算するためのキーワードは「分解」です。

もしも、どちらかの数がキリの良い数であった場合は、簡単に足し算をすることができるのではないでしょうか。そこで、よりキリの良い数に近い398を400にできるように調整しながら計算していきましょう。

398を400にするためには、あと2だけ必要なので、185から2をもらって400にしてしまいましょう。185の方は2を渡してしまったので183になります。最終的には、400と183の足し算をすることで、答えを出せるようになります。

以上のことを計算式で表してみましょう。

  398+185
=398+(2+183)
=(398+2)+183
=400+183
=583

もしも、398ではなく185をキリの良い200に調整する方法で計算したとすると、

  398+185
=(383+15)+185
=383+(15+185)
=383+200
=583

と計算することができます。

この計算ではカッコの位置を入れ替えましたが、結合法則を利用しているからです。結合法則とは、計算順序を変えても結果が同じになるという法則です。

<結合法則>
・◯+□+△= (◯+□)+△= ◯+(□+△)

※足し算のみ・掛け算のみでできた式にあるカッコの位置は、入れ替えることができる。引き算のみ・割り算のみの式には適用できない。

足される数と足す数のどちらか一方をキリの良い数に調整すると、計算しやすくなりますね。

まとめ

計算自体は難しくないので、この計算方法さえしっかりと身につければ、三桁どうしの足し算をスピーディーに計算できます。

片方をキリの良い数に揃えるために、もう片方を分解して計算しました。さらに、カッコの位置を入れ替えて計算できる結合法則を利用すると計算する順番を変えられるので、キリの良い数に揃えやすくなりますね。

<結合法則>
・◯+□+△= (◯+□)+△= ◯+(□+△)

※足し算のみ・掛け算のみでできた式にあるカッコの位置は、入れ替えることができる。引き算のみ・割り算のみの式には適用できない。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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