どこから計算するのが正解？「4+(9−14÷2)×4」→正しく計算できる？

2025.2.8

カッコを含んだ四則演算の場合は、どのように計算をすれば良いのでしょうか。小学校で学習をした計算問題ですが、正しく答えを求めることができますか。

この記事の問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
4+(9−14÷2)×4

計算の順序に気をつけて、計算を行いましょう。

解説

今回の問題の答えは「12」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

4+(9−14÷2)×4
=4+(9−7)×4
=4+2×4
=4+8
=12

計算のポイントを順に確認していきましょう。

まず、カッコや四則（足し算・引き算・掛け算・割り算）が混じった計算は、次の順に計算しなければなりません。

（1）カッコ内の計算
（2）掛け算・割り算の計算
（3）足し算・引き算の計算

今回の問題では、カッコ内の計算に「9−14÷2」と引き算と割り算があります。

ここでも、引き算と割り算では、割り算が優先です。

＜カッコ内の計算＞
9−14÷2
=9−7
=2

カッコ内を計算したことによって、元の計算は「4+2×4」となりました。

足し算と掛け算の計算なので、掛け算を優先しましょう。

4+2×4
=4+8
=12

カッコがある計算では、カッコ内の計算を優先します。さらに、そのカッコ内にもさまざまな計算が混じっている場合は、計算の優先順位を再度考えましょう。

まとめ

小学校の算数で学習した「計算の順序」を正しく理解していたでしょうか。四則が混じった計算は、まずカッコ内を計算してから、掛け算・割り算、足し算・引き算の順に計算します。

計算の基本となるので、繰り返し練習し、計算力を鍛えましょう！

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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