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繰り上がりが苦手でも計算が簡単になる!「358+897」→暗算できる?

  • 2025.2.1
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足し算は桁が大きくなったり、繰り上がりがあったりすると、計算間違いをしやすくなります。

この記事では、繰り上がりのある足し算を簡単にするテクニックを紹介します。簡単なので、ぜひ繰り返し練習し、日常で活用してください!

問題

次の計算をしなさい。
358+897

「三桁の数+三桁の数」の計算です。

まずは電卓を使わずに、自分自身で正しい答えを出せるか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「1255です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)358に900(897を900に変更)を足す→358+900=1258
(2)1258から3を引く→1258−3=1255

元の計算は、「897を足す」という計算でしたが、「900を足す」「3を引く」という計算で考えました。

計算の手順が増えているように思われるかもしれませんが、一の位、十の位での繰り上がりの計算がなくなったことで、暗算しやすくなります。

このように、足す数が100の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数どうしを足しましょう。そして、そのあとで余分に多く足した数を引いて調整すれば、繰り上がりの計算をせずに答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式変形を行なっていることになります。

  358+897
=358+(900−3)
=358+900−3
=1258−3
=1255

まず、「897」を「900−3」と考えています。その後、カッコを外して「900を足し、3を引く」としました。

慣れると暗算でも計算できるのではないでしょう。

まとめ

繰り上がりのある足し算を工夫して計算する方法を紹介しました。計算しやすいキリのいい数を作るというのがポイントです。

繰り返し練習して、暗算力を鍛えましょう! ぜひ、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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