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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「3.6×1.25×8」→5秒でチャレンジ

  • 2025.1.29
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掛け算だけの式の場合、基本的には左から順に計算しますが、時には右から計算した方が簡単になることもあります。どのような場合に計算の順序を入れ替えられるかを、しっかり見極めてみましょう。

今回は、そのような問題に挑戦します。

問題

次の計算をしなさい。
3.6×1.25×8

小数を含んだ掛け算の計算です。

「掛け算だけの式」では、どこから計算しても答えは変わりませんので、計算順序の工夫次第で計算のスピードがアップしますよ。

解説

今回の問題の答えは「36」です。

次のように計算をします。

  3.6×1.25×8
=3.6×(1.25×8)
=3.6×10
=36

左から計算するのではなく、右の「1.25×8」から計算をしました。「1.25×8=10」なので、そのあとの計算がとても簡単になりますね。

これは「結合法則」と呼ばれる性質を利用しており、掛け算だけの式や足し算だけの式の場合、どこから計算をしても計算結果は同じになります。

<掛け算の結合法則>
(a×b)×c=a×(b×c)

この計算の工夫は、日常生活でもよく利用されます。

「キリのいい数字」になるように先に計算する部分を考えると、そのあとの計算が楽になります。よく使うのは「2×5=10」という計算ですが、それ以外にも以下の計算を覚えておくと便利です。

2×5=10
25×4=100
125×8=1000

今回の問題では「125×8=1000」を利用しています。

実際の計算は「1.25×8」なので、二桁小さくなり「10」となっています。

まとめ

「結合法則」をうまく利用できると、計算をさらに速く正確に行うことができます。特に「キリのいい数」になる計算は覚えておくと良いでしょう。

ぜひ練習をして、使いこなせるようになりましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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