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大人が意外と解けない算数「−123÷(−123)÷(−123)」→5秒でチャレンジ!

  • 2025.1.17
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見た目はややこしく見えても、答えを見ると割と簡単だったことに気が付く問題は多いものです。さて、今回の問題、あなたは5秒で解答できるでしょうか? ぜひ、チャレンジしてみてください。

問題

次の計算をしなさい。
−123÷(−123)÷(−123)

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「−1/123」です。

制限時間が短い中で答えを出す方法を思いつけたかどうかが、カギになります。

それでは次の「ポイント」で、正解に必要な知識を確認していきましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「割り算の答えを分数で出すこと」です。

この問題の制限時間は5秒と、とても短いですね。そこで、できるだけスピーディーに計算を進めていく必要があります。

まずは冒頭の「−123÷(−123)」ですが、負の数の割り算ですので、次のルールに従って答えの符号を決定します。

<答えの符号の決め方(割り算編)>
・同符号どうしの割り算の答え→正の数+)になる
例:−1÷(−1)=+1
・異符号どうしの割り算の答え→負の数(−)になる
例:−1÷(+1)=−1

−123÷(−123)は同符号どうしの割り算ですから、答えは正の数になります。

−123÷(−123)÷(−123)
=+1÷(−123)

なお、計算時間を短縮するため、符号のことを考えずに「同じ数どうしの割り算だから答えは1」としてもOKですよ。

次に、+1÷(−123)を計算します。まず、「正の数÷負の数」で異符号どうしの割り算ですから、答えは負の数になると分かります。

しかし、答えの符号はすぐに分かっても、1÷123の割り算をするのにはかなり時間がかかりそうです(そもそも、1÷123は割り切ることができません)。

しかし、この割り算の答えを一瞬で出す方法があります。それは、分数形式で答えることです。割り算は、小数ではなく分数で答えることもできます。分数で答えるときは、割られる数/割る数の形式にするだけなので、とても簡単です。

例えば、1÷2の答えを1/2と解答することもできます。これは、1÷2の小数形式での答えである0.5と一致しますね(0.5=1/2)。

では、先の計算の続きをしてみましょう。

+1÷(−123)
=−1/123

これなら、5秒以内に答えを出すのも難しくありませんね。

まとめ

今回の問題では、負の数を使った割り算に挑戦しました。式の見た目はなかなか難しそうでしたが「割り算の答えを分数で出す」という視点を持てば、制限時間内に解答することは可能でしょう。

色々な問題にチャレンジする中で、計算のスピードは速くなっていくものです。ぜひ他の問題にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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