1. トップ
  2. クイズ
  3. 意外に間違える人が多いかも…?「−1×(−0.1)÷(−0.1)」→5秒でチャレンジ

意外に間違える人が多いかも…?「−1×(−0.1)÷(−0.1)」→5秒でチャレンジ

  • 2024.12.18
undefined

算数から数学にレベルアップしたとき、最初に立ちはだかる難関が「負の数」です。

負の数の計算ルール、一度覚えたけれど今ではすっかり忘れてしまったという大人は多いかもしれませんね。

さて、今回の問題、あなたは正しく計算できるでしょうか。

問題

次の計算をしてください。
−1×(−0.1)÷(−0.1)

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「−1」です。

制限時間が短い、と感じた人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。

この問題、実は割と簡単だったことが分かってもらえるはずです。

ポイント

この問題のポイントは、「負の数の掛け算・割り算の答えの正負判断」です。

負の数の掛け算と割り算の答えが正の数になるのか、負の数になるのかは、次のルールに従って決めます。

<答えの符号の決め方(掛け算+割り算編)>
・同符号どうしの掛け算・割り算の答え→正の数(+)になる
例:1×1=1、−1÷(−1)=1
・異符号どうしの掛け算・割り算の答え→負の数(−)になる
例:−1×1=−1、1÷(−1)=−1

では、このルールを使って今回の問題を計算していきましょう。

冒頭は負の数×負の数(同符号どうしの掛け算)なので、答えは正の数になります。

−1×(−0.1)÷(−0.1)
=+(1×0.1)÷(−0.1)←答えは正の数になるので掛け算冒頭に+を付けた
=+0.1÷(−0.1)
=0.1÷(−0.1)

次の割り算は、正の数÷負の数(異符号どうしの割り算)なので、答えは負の数になりますね。

0.1÷(−0.1)
=−(0.1÷0.1)←答えは負の数になるので割り算冒頭に−を付けた
=−1

これで答えが出ましたね。

ちなみに、(0.1÷0.1)を見ても「小数の割り算の仕方を忘れてしまった!」とパニックになる必要はありません。この部分は「同じ数÷同じ数」なので、答えは計算するまでもなく1になります。

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

負の数の掛け算と割り算では、同符号どうしで計算すると答えが正の数に、異符号どうしで計算すると答えが負の数になります。負の数の計算ルールの基本なので、覚えておくと役に立ちますよ。

他の負の数の問題にも、ぜひ挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。