郵便局で『200円』を渋ったアメリカ人→勝利を確信した男の末路に「涙が浮かんでくる」「悲劇が起こった」

2025.1.24

練りに練った計画の破綻、それはささいなことでも打ちのめされるものです。ささいな失敗だからこそ、ショックが大きい場合があります。

今回ご紹介するのは、郵便局にて“数グラム”重量オーバーしたために、追加料金が発生して絶望した日本に住む外国人の体験談です。

この体験談に対して、外国人の方からは「日本の郵便局での気遣いを感じた体験」や、ちょっと笑えるリアクションが集まりました。

郵便局での戦い、「紙一重」で敗れたり

紙1枚により郵便局で打ちのめされた話

友達にレコードを送りたくて、郵便局に行ったんだ。家で重さを計ったらぴったり500g。つまり、510円で送れるってことだ。500g以上だと710円になるので、安心した気持ちになった。
小包を郵便局にいるおじさんに渡すと、おじさんは小包を電子スケールに乗せた。誇らしげな表情で、499.5gと500gのあいだを行き来する数値を見守る私。脳内の私は勝利のほほ笑みとともに自分とハイタッチをしていた。「私こそが勝者だ、負けることはない」と。
そこでおじさんは、宛先を書いたのかを確認してきた。ハイテンションだった私はそんな当たり前のことを忘れていたのだ。おじさんは住所を書く用の、付箋ほどのサイズの紙をくれた。これを小包に貼ればいいそうだ。
「大丈夫ですよ、問題ないです」と言い、彼の言う通りにする。住所を書いた小さな紙を小包に貼り付け、再び電子スケールによる計測タイムだ。
そのとき、悲劇が起こった。
電子スケールの数字は500.5gを示しているではないか。これより減る見込みもない。びくともしない。信じがたき事実に心が沈んだ。あの、たった一枚の紙がすべての計画を裏切ったのだ。
玉砕された気持ちで710円を支払うことになった。
郵便局から出ると財布は軽く、プライドは傷つき、止めようとしても目には涙が浮かんでくる。
郵便局の電子スケールとの戦いに打ち負かされ、経済的に打撃を受けた私はもう復活できないかもしれない。

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」に、ほんの少しの重量オーバーで郵送費を多く支払うことになった体験談が投稿されました。

事前にしっかり準備していただけに、まさかの紙一枚で追加料金が発生したことに打ちのめされる投稿者の体験談は、想像するとちょっと面白いですね。

これに対して、外国人からは「日本の郵便局での気遣いを感じた体験談」から、“ユーモアにはユーモアで返す！”一言まで様々なリアクションが集まりました。

一部をご紹介します。

職員さんによる神対応

国際郵便を送るときに、重量オーバーだったときがあったんだよね。
そのときは郵便局の職員さんがすでに貼ってあった粘着テープをはがして重量の基準内にしてくれて、そのあと郵便局が使っている粘着テープで梱包しなおしてくれたよ。
そうしてくれって頼んだわけではないのだけど、職員さんに「梱包しなおしてもいいですか？」って聞かれたんだよね。
だから場合によっては、こういう対応をしてくれることもあるのかな。

この1枚を同封していなければ防げた悲劇

レコードのパッケージの中に「オンラインでアルバムをダウンロードできます」っていう説明の紙が入ってるじゃん？
これは同封する必要なかったよね。

恥ずかしさと200円を天秤にかける

この話ウケるね、ありがとう。段ボールの端っこを切り取ったらちょっとは軽くなったんじゃない？
郵便局の人やほかのお客さんんの前でやるのは恥ずかしいけど、これで200円節約できたはずだよ（笑）

人間って不思議

躊躇なく数百円使うのに、10円でも予期せぬ出費があるとなぜこんなことに！？って眠れなくなる。
10円だって無駄にはしたくないんだ。
なんで脳みそってこんなどうでもいいこと気にするようにできているんだろう。

○○化希望！

ここで至急一句お願いしたい。

このお話が漫画化されて発売されるのはいつになるのでしょうか？

失敗談も笑いに変換する文章力

その後投稿者さんは、帰りに自分へのご褒美としてタピオカミルクティーにトッピングしたものを飲んで帰ったそう。

数百円の配送料を減らそうと命を懸けていたのに、なんともチャーミングですよね。

日本での日常の1コマを文章にしただけではあるのですが、投稿者さんの文章力もあり面白いものに仕上がっていました。

ちょっとがっかりしたことでさえユーモアで乗り切るのは万国共通の生きるコツかもしれません。

出典：Reddit（Defeated by a piece of paper at the post office today）