1. トップ
  2. 日本の医療保険に「マニラよりも安い」外国人が感動した仕組みに「今まで体験したこともない」「抑圧から解放された」

日本の医療保険に「マニラよりも安い」外国人が感動した仕組みに「今まで体験したこともない」「抑圧から解放された」

  • 2025.1.22
undefined
出典:photoAC(画像はイメージです)

日本の医療は、世界的に見てもかなり発展していますよね。

清潔感はもちろん、高齢化社会だからこその便利さが充実しています。

今まで、高額の医療費と病院へのアクセスのしにくさで苦しんでいた外国人の方は、「日本に住み始めて、今までの抑圧から解放された気持ちになったんだ」と語りました。

今回は、日本に住む外国人による「医療保険」や「病院」についての印象と、それに対するコメントをご紹介します。

こんなの初めて!日本の医療制度と保険で感じたこと

日本に住んで医療制度に感動!

数ヶ月前にフィリピンから引っ越してきたよ。持病である双極性障害の薬は6ヶ月分持ってきたのだけど、薬がなくなりそうだから薬をもらうために精神科の予約をしたんだ。
まずは日本の公共交通機関に完全に惚れた。マニラでは、隣の市に行くまでに1時間以上かかったし、バスとかを利用するにも30分はかかるから精神科の診察を予約しても、時間通りに着かないことが多かった。
日本ではグーグルマップが40分で着くと表示しているなら、必ず40分で着く。おかげで日本では診察時間より早く病院に着くことができた。
そして健康保険の適用範囲は予想を上回るものだった。
診察と3ヶ月分の薬を全部合わせて5000円しないくらいだったよ。これはマニラで1回診察するよりも安い。
それだけではなく、日本ではほぼすべてが健康保険でカバーされているように感じた。
人生の大半は治りにくい精神病で苦しんでいたのだけど、その治療費は罰金のように感じていたんだ。
昔働いていたフィリピンの会社は何かと理由をつけて健康保険を使わないようにさせてたよ、健康保険でカバーされる金額は少なかったのに。
それに比べて日本では先月歯医者のチェックアップとレントゲンをしたけれど全部合わせて6000円から7000円くらいだった。長年悩まされていた歯の治療も受けたけど、それも1時間以内で終わって、補償額は3000円以内だった。

こんなことは今までの人生で体験したことがなかった。
必要な治療を受けるだけであらゆる方面からの苦痛を感じていたけれど、日本に来てから今までの抑圧から解放されたような気分だ。

日本の医療システムを使えることは幸せなことだよ。

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」にて、日本の医療保険の仕組みに感動した体験が投稿されました。

国によって医療保険の仕組みは異なるのですが、自分の出身国と日本の医療保険や病院についての事情を比較するコメントなどが集まりました。

一部をご紹介します。

自分の国も良いけど日本も良いよね

医療制度や保険についてはいろいろな考え方ができるね。
個人的にはドイツの医療制度(すべて無料で診察できる)のほうが好きだけど、日本の医療制度も優れていると思う。
良い歯医者さんを見つけるのは、日本でも外国でも共通の課題だよね!
あなたが日本で良い歯医者さんを見つけることができてよかった!

アメリカ合衆国の医療費は高額

アメリカ人としてあなたには同感だよ。
アメリカ合衆国では歯の簡単なチェックアップ(レントゲン、クリーニングと虫歯がないかの検査)だけで500ドル(約78000円)以上のお金がかかった。これでも保険が適用されて元の値段から引かれているんだ。
4ヶ月ごとに日本でも同じ歯のチェックアップをしても3000円から4000円くらいだ、マウスガードの調整が必要かどうかで変わってくるけど。
マウスガードはアメリカ合衆国の歯医者では、患者個人に合わせたものは1000ドル(約15万円)しないとしても数百ドルはするから、店で買えるものを使うように指示された。日本でのマウスガードは6000円くらい。歯型をとって、調整するたびに数千円ほどになる。
日本の医療を受けられることをとてもありがたく思うよ。

生活に支障が出ても診察は1年後

病院での治療の質についてはそこまで高く評価はしないけれど、だいたいの制度については自分の出身国よりもかなりしっかりしていると思う。
祖国では保険適用外の病院に行って全額払わなければいけない。保険が適用されるような病院はとにかく実際に診察されるまでに時間がかかるから。
たとえば、生活できないくらいに皮膚の疾患があったとしても予約してから診察してもらうには1年間かかる、なんてことがある。
身内に体が不自由な人がいるのだけど、日本ではほとんど無料で診察してもらうことができる。
出身国では高いお金を払って、やっと手に入れた車いすは古くて体に合わないものだった。
もちろんおむつとかも全部自費だし、経済的には悪夢のようだったよ。
ほとんどの人がこの国なら医療や福祉が充実しているだろうなって思うようなアジアの国が出身国だけど、実際には貧富の差が激しい国だ。

オーストラリアは病院によっては保険が使えない 

国民健康保険は毎月なかなかの額の支払いになるけど、それによってカバーされる金額も大きいね。
オーストラリアでは医療については無料なのだけど、心療内科や精神科や歯医者については適用されないし、処方される薬についても適用されないんだ。
日本は心療内科が必要だったり歯が弱い自分みたいな人には最高の場所だ。

無料だけどこんなデメリットのある国も

イギリスは病院の診察は無料だけど、診察の予約がとれるのはずっと先だよ。
日本の医療制度を実際に利用してから、イギリスも同じシステムなら良いなと思った。すぐに診察してもらえるのと、治療費や薬が高額すぎないのが良い部分だと感じる。
がめつい保険会社が治療費の請求を拒否することもないしね。
お金を払えば必要な治療を受けることができて、病院も自分で選ぶことができる。
お医者さんも自分に合った人を見つけられるのは良いね。病気の治療の決定権が自分にあるということだ。

確かに日本の医療保険は便利だけど

国民保険は所得によってとんでもなく高額になるよ。毎月78000円を支払っているけど、日本に引っ越してきてから一度も病院に行ったことがない。
1年あたり100万円ほど支払っているけど自分には還元されていない。
病院に行く時に国民保険があるのは安心だけど、自分がどれくらい病気になりやすいのかによって保険を選べたら良いなとは思った。

この国ですごいのは医療保険だけじゃない!

日本の医療制度は素晴らしいよね。これには同意する人が多いんじゃないかな。
日本に来てまだ数ヶ月みたいだけど、日本にはまだまだ感動できることがたくさんあるよ。

全体的に日本の医療保険は好印象

医療制度や保険については国により様々ですが、医療費が発生しないヨーロッパの国々では「実際の診療までにかかる時間が長い」というデメリットなどがあげられました。

逆に、日本よりも高額な医療費だけど日本よりも迅速に治療が受けられるという国も。

病院が多いから自分に合ったお医者さんを選べるのも日本の長所であるという意見もありました。

病気にならないのが一番ですが、いざという時に高額すぎない医療費で安心して治療を受けることができるのはありがたいですね。



出典:Reddit(Just moved here. The health insurance coverage is amazing