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大阪市「1月27日から路上喫煙禁止します」→アメリカ人「日本歴18年だが絶対意味ない」理由に賛否両論

  • 2025.2.1
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出典:photoAC(画像はイメージです)

大阪市では、令和7年1月27日から「路上喫煙禁止地区」を6地区から大阪市全域に拡大する、という条例改正が行われました。

現在の日本では、明らかに以前よりも喫煙できる場所に厳しく規制がかけられていますが、日本に住んでいる外国人はどのように感じているのでしょうか。

今回は、日本に住む外国人の視点から見た、大阪市での路上喫煙の禁止と日本における路上喫煙事情について紹介します。

大阪で路上喫煙が禁止されるけど効果はあるのか

2025年1月27日から大阪市で路上喫煙が禁止されるけど、これって効果ある?

日本に住んで18年になるよ。先月、駅の出口に向かっているときに男性がタバコに火をつけているのを見た。おそらくニコチンなしで30秒も耐えられないタイプなのだろう。
路上喫煙が禁止されていて、それがうまくいっている場所に住んでいる人はいる?
大阪市の喫煙マナーはほぼないに等しいのだけど、全面禁止されたらみんなそれに従うものなのか。

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」に、2025年1月から始まる「大阪市での路上喫煙の禁止について」の意見が投稿されました。
現在の日本では路上喫煙が禁止されている地域が多いですが、日本に住んでいる外国人はどのように感じているのでしょうか。

実際のコメントを一部紹介します。

どうなる大阪!?

あまり同意する人はいないだろうけど、大阪で路上喫煙が禁止されるのは個人的には嫌だな。まず外で自由にタバコが吸えるのが大阪の魅力だと思うし、あと誰もこのルールに従わないと思う。
路上にある灰皿が撤去されたら(こういう場所ではタバコ吸っていいんだよね?)道路はタバコの吸い殻がさらに増えるんじゃないかな。
屋内で喫煙できるようなバーが増えるだけって気がするよ。

大阪のいいところは他人を気にせず自由な人が多いところなのだけど、それでうまくいかないこともあるよね。
そしてそれが大阪を大阪らしくしている。

昔の日本はこうだった

JRの長距離列車では喫煙できた時代があったよね。窓の近くに灰皿が置いてあるからタバコを吸うことができた。
もう灰皿はないから誰もタバコは吸わない。
会社でも同じことで、日本の会社はタバコの煙で溢れていた。現在ではタバコを吸うなら喫煙室で吸うしかない。
東京の地区の中には路上喫煙を禁止している場所があるよね。たまにタバコを吸っている人がいるけど(残念なことに外国人である場合が多い)、かなり少なくなった。外でタバコを吸いたいなら、専用の場所に行くしかない。

罰金よりポスターより強力

日本で何かが強制されることはないんだ。
これは皮肉の意味で言っているわけじゃないのだが、警察が厳重警戒することと同調圧力によって秩序が守られていると感じる。

アメリカでの状況

アメリカにある故郷で路上喫煙を禁止したときは守る人が多かったよ。
90年代には公共の建物での喫煙を違反にして、その後に特定の場所以外での屋外喫煙は違法、という形式になった。

建前上は禁止だけど

新宿では交番の近くなのに喫煙している人を見たよ。
路上喫煙禁止のポスターを貼るのと罰金を回収するのと、どちらのほうが大変なのだろうか。

東京では明らかに人が多い場所では喫煙する人がいなくなったから、なかなか効果があった。
けど夜の時間帯の路地の外れとかではタバコ吸っている人はいる。
それでもまだマシになったほうだとは思うんだよね、こっそりタバコを吸っている人がいるのは匂いで分かるよ。

路上喫煙禁止に即効性はないかも

全体的には、「禁止されているわりには、路上喫煙している人がいても警察は注意していなかった」「歩いていると吸い殻を見つけることが多い」という状況を感じている人もいれば、路上喫煙の禁止は効果的だと感じている人もいる、という結果になりました。

今までの傾向から、禁止されてからすぐに全員が路上喫煙を辞めるわけではないけれど徐々に減っていくのではないかと予測しているコメントもありました。

コメントで指摘されているように、法的な禁止や罰金よりも同調圧力によって路上喫煙禁止は効果を発揮するのかもしれません。



出典:Reddit(Starting on January 27th, 2025, Osaka City will ban smoking on the streets. Will this do anything?