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【全部、実在】「津多屋」「金兵衛」…有名店が続々登場!ただ者じゃないグルメ漫画に「飯テロに注意」

  • 2025.5.29

ドラマ制作現場という、毎日が戦場のように慌ただしい世界で――主役に躍り出たのは、まさかの〝弁当〟。

LINEマンガで配信された『ロケ弁の女王』は、ロケ弁を主役に据えた、これまでにないグルメ漫画。リアルなロケ現場の空気と、名店のロケ弁の魅力が詰まった物語は、読むほどにお腹が鳴り、心があたたかくなります。

実在のロケ弁店が登場するリアリティ

この作品の魅力は、実在の有名店が次々と登場する“リアルさ”。 第1話では、芸能人御用達の名店「津多屋」ののり弁が登場。主人公·俵米子(たわら よねこ)が主演女優のためにこの弁当を選んだことで、ピリついた空気がふっとほどける瞬間が描かれます。

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『ロケ弁の女王』(c)のやまあき・つのだふむ・サエグサケイ/コルク

 

その後も「バタール」のアメリカンチキン、「金兵衛」の焼き魚弁当など、業界で“神ロケ弁”と呼ばれる絶品弁当が続々と登場。
読み進めるほどに、まるで自分が現場にいるかのような臨場感と、思わずお腹が鳴るビジュアルに引き込まれていきます。

ドラマ制作現場の裏側を描く

主人公の米子は、新人の制作進行。撮影スケジュールや備品管理に追われながら、何より大切にしているのが、ロケ弁のチョイスです。
現場で働く人々の“食の好み”にまで気を配り、ベストな一品を選ぼうと奔走します。
弁当ひとつで、現場の空気が変わる。腹が満たされれば、心もやわらぐ――そんな“ロケ弁の力”を描くことで、人と人との関係や現場の裏側にまで触れる、味わい深い作品に仕上がっています。
そして何より、ここまでリアルにドラマの撮影現場を描けるのは、原作のストーリーを手がけたのやまあき氏の手腕あってこそ。実はのやま氏自身がテレビ業界に携わる“中の人”で、現場の裏側を熟知しています。演出のつのだふむ氏、作画のサエグサケイ氏とのタッグにより、現場の微細な空気感まで丁寧に表現されています。

作画のこだわりとシズル感

「うわ、美味しそう…」と声に出てしまう作画は、まさに職人芸。 サエグサケイ氏は、一流のカラーリングチームと共に実在のロケ弁を徹底的に観察しながら、色味や湯気、つや感にまでこだわって描写。具材ひとつひとつが輝き、画面から匂いや温度すら漂ってくるようです。

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『ロケ弁の女王』(c)のやまあき・つのだふむ・サエグサケイ/コルク

ごはん粒の立ち方、のりの照り、添え物の野菜の瑞々しさ…。どれを取っても、画面越しに“食べたくなる力”が宿っているのです。

読者の反響と評価

LINEマンガでの連載終了後も、SNSを中心に「実在する弁当だから説得力がすごい」「働く人への視点が温かい」といった反響が相次ぎ、「飯テロに注意」とお弁当のリアルさに感心する声も上がりました。 テレビ番組で取り上げられたこともあり、普段マンガを読まない層にも作品の魅力が届いています。
“ロケ弁”というニッチな題材を通じて、「現場で頑張る人の支えとは何か?」を描いた点に、多くの人が共感を寄せたのです。

おわりに

『ロケ弁の女王』は、小さな気配りが誰かの心を救う、食が人と人とをつないでいく、そんな瞬間が丁寧に描かれています。



『ロケ弁の女王』(c)のやまあき・つのだふむ・サエグサケイ/コルク

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。



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