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20兆円の資産を築いた“投資の神様”の極意!たった1つの「シンプルなルール」とは?【インベスターZ】

  • 2025.5.3
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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク

全国トップクラスの優秀な若者が集まる道塾学園を舞台に、秘密裏に学校の運営費を稼ぐ投資部の活躍を描いた三田紀房作の『インベスターZ』(講談社)。株や経営など経済に深く切り込んだ内容が話題となり、大人からも支持を集めている人気作です。

この作品のなかには、ビジネスや投資に活かせる知識が盛り沢山!

本記事ではウォーレン・バフェットの投資に活かせる「たった1つのシンプルなルール」について解説していきます。

『投資の神様』ウォーレン・バフェットの教え(『インベスターZ』7巻・credit.53より)

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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク

投資の話をするなかで、美雪はウォーレン・バフェットという人物を手本にしていると語ります。

バークシャー・ハサウェイを率いるバフェットは個人資産20兆円超とも言われる大富豪で、その優れた投資手法から世界中で「投資の神様」と崇められている人物です。美雪はアイザック・ニュートンの「巨人の肩に乗る」という言葉を借り、投資で成功するために「バフェット様の肩の上に乗る!」と語りました。

では、具体的にバフェットのどんなところを見習うべきなのでしょうか。その答えはあまりにもシンプルなものでした。

バフェットの掲げるルール

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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク
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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク

美雪はバフェットがあるルールを決めて、それに従って投資をしてきたと語ります。バフェットのルールは「やると決めたことはやる!」。たったそれだけだと言うのです。

バフェットはその信念のもと、「いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続ければいい」と決め、それを貫いてきました。簡単なことに聞こえるかもしれませんが、実はそうでもありません。

人は株価が暴落すれば手放したくなるもの。しかし、バフェットはそれを堪えて、先ほど掲げた基準に反しない限り株を保持。長期的に持ち続けることで危機を乗り切り、その資産を増やし続けてきたのです。

自分で決めたことをやり抜く。そのためには周囲に流されない確固たる自分、強い精神力と忍耐力が必要になります。

並外れた業績のために必要なもの

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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク

バフェットは「並外れたことをしなくても並外れた業績を達成することはできる」と主張しています。確かに、彼が掲げている株売買の基準はいたって単純なもので、突飛な部分がまったくありません。しかし、その先でバフェットが得た資産は「並」とは程遠い、莫大なもの。

さらに、彼が掲げる「いい銘柄をいいタイミングで買い、業績をチェックしながら保持する」という考え方には、時代を問わず通用する普遍性も宿っています。バフェット曰く「時代遅れになるような原則は原則ではない」とのこと。

バフェットはどんな状況でも通用する原則、それを徹底する強い信念を両輪に、途轍もない利益を生み出してきたのです。

ここまで聞くと、「バフェットの真似さえすれば、投資で利益を得られそうだ」と思った方も多いのではないでしょうか。しかし先ほども言ったように、これを「やり抜く」のは並大抵のことではありません。ほとんどの人間にとって、「継続」は最も困難な道なのです。

人は自分に甘い生き物

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『インベスターZ』(c)三田紀房/コルク

美雪は「最後までやりきる人はほんの一握り……ほとんどの人は途中で挫折するわ」と語っています。

人はどうしても自分に甘くなってしまう生き物。例えばダイエットのために運動を始めても、「足が痛い」「今日は雨」など適当な理由を見つけて、次第にサボるようになりがち。そんな経験をしてきた方も、多いのではないでしょうか。

どれだけ立派な信念を持っていても、それを貫かなければ何も手に入りません。バフェットのようになりたいのであれば、彼の株売買の考え方だけでなく、その心持ちもしっかり受け継がねばならないのです。

まとめ

ここまで投資の神様として知られるウォーレン・バフェットのルールについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

投資において大切なのは時代遅れにならない原則に沿うこと、そしてその原則に従い続ける精神力を持つことです。

この考え方は投資のみならず、様々なビジネス分野にも通用するでしょう。

あなたもバフェットを見習い、「並外れた業績」に向け動き出してみてはいかがでしょうか。



「インベスターZ」(c)三田紀房/コルク

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。



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『インベスターZ』(第7巻・54話)
『インベスターZ』(第7巻・54話)
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