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「知らないうちに傷つけてる?」部下を育てる【NG指導】とは

  • 2025.1.31
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

部下や後輩ができると嬉しい反面、指導をする立場になるため、時には厳しいことや辛いことを伝えなければならない場面も出てきます。
しかし、伝え方を間違えると、相手を不快にさせてしまう可能性があります。どのように伝えるべきか悩む方も多いのではないでしょうか?

今回は、部下や後輩への指導をする際の上手な言い回しについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

1.仕事の進め方を変えてもらいたい場合

仕事の進め方を変えてもらう際、どのように伝えるのが正解でしょうか?
例えば、「次から、そのやり方はやめてほしい」と伝えると高圧的に聞こえてしまうため、適切ではありません。

代わりに、相手の意見も尊重する言い方を心がけましょう
: 「新しい進め方にしたいんだけど、この方法でやってみるのはどうかな?」
一方的に押し付けるのではなく、相手の意見を聞く姿勢を見せることで、前向きに受け入れてもらいやすくなります。

2.仕事を減らす旨伝えたい場合

仕事を多く抱え込みこれ以上頼んでしまうと業務全体に支障が出てしまう場合、仕事量を減らす旨伝えないといけません。

その場合、「これ以上頼むのは難しいと思うから、他の人に頼むね」と伝えてしまうのはNGです。もしかすると、相手のプライドを傷つけてしまう可能性があります。そのため、さらに成長をしてほしいという表現を含めながら「上のレベルの仕事をしてもらいたいから、これは他の人にお願いしてもいいかな」などと伝えると良いでしょう。

3.仕事に対する覇気が感じられない場合

部下や後輩が覇気に欠け、やる気を出してほしい場合があります。
「やる気がないんじゃない?」といった否定的な言葉は、相手のモチベーションをさらに下げてしまうため避けましょう。

代わりに、第三者の視点を用いる表現が効果的です。
: 「取引先の〇〇さんが、仕事が丁寧だと褒めていたよ。期待しているみたいだね。」
相手の良い部分を伝えながら、前向きな気持ちを引き出す工夫をしましょう。

相手を否定せず、肯定的に伝えよう

相手を否定するだけでは、注意が相手の心に響くことはありません。
否定ではなく肯定的な言い回しを意識し、相手が前向きに行動できるような伝え方を心がけましょう。言いにくいことを伝える際には、「どのように伝えれば相手がポジティブに受け取れるか」を考えることが大切です。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。