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『了解しました』はNG? 意外と知らない敬語の【誤用ポイント】とは

  • 2025.1.23
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

普段何気なく使っている日本語。ビジネスシーンでは不適切な言葉もあり、注意が必要です。
もしかすると、あなたが使っているその敬語が、ビジネスでは不適切な場合があるかもしれません。今回は「了解しました」と「承知いたしました」の違いをご紹介します。ビジネスの場面で失礼にならないよう、この機会にぜひチェックしてみてください!

「了解しました」を目上の方に使うのはNG?

「了解しました」をビジネスシーンで使用するのは適切ではありません
正しい表現としては「かしこまりました」や「承知いたしました」があります。

「了解しました」は、同僚や部下など、目下の人に対して使う言葉です。
取引先や上司など目上の人に対して使うと、「失礼な人」という印象を与えてしまう可能性があります。場面に応じて適切に使い分けましょう。

「了解いたしました」なら目上の方にも使える?

「了解いたしました」は「了解しました」よりも丁寧な印象を与える謙譲語です。
しかし、ビジネスでは使用を避けるのが無難です。
なぜなら、「了解しました」が目上の人に対して失礼であると認識されているため、「了解いたしました」も同様に失礼と感じられる可能性があるからです。

「了解しました」と「承知いたしました」の違い

「了解しました」と「承知いたしました」はどちらも「わかりました」を意味しますが、ニュアンスに違いがあります。

  • 「了解しました」: 「理解する」「納得する」という意味合い。主に同僚や部下など、対等または目下の相手に使用します。
  • 「承知いたしました」: 「承る」「知る」という意味合い。目上の人や上司に対して、「あなたの意見を承りました」という謙譲的な表現として適しています。

目上の人に対しては「承知いたしました」を使うことで、丁寧な印象を与えることができます。

ビジネスで正しい言葉遣いを身につけよう

正しい言葉遣いやマナーを使えるかどうかで、ビジネスにおける信頼度や印象が大きく変わります。
特にメールでは、相手の顔が見えない分、表現ひとつで印象が左右されることも。

正しいマナーを習得し、仕事をスムーズに進めましょう!



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。