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「敬語、間違ってます!」5つの【NG敬語】とは?

  • 2025.1.22
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

ビジネスで当たり前のように使っている「敬語」。

敬語はビジネスシーンで相手に与える印象を大きく左右します。
使い慣れていないうちは「この使い方は正しいのかな?」と不安になることもあるかと思います。実際に、使い方によっては相手に違和感を与えたり、不快に思われる場合もあるため注意が必要です。

今回は、職場で好印象を与えるための敬語マナーをご紹介します。相手に敬意を表す言葉は、自分自身の品格を高めることにもつながります。この機会にしっかりと覚えておきましょう。

1.「お久しぶりです」

使用すべき敬語は:「ご無沙汰しております」

「お久しぶりです」は日常的な会話で使われる言葉ですが、目上の方やお客さまに対しては「ご無沙汰しております」を使用する方が丁寧です。
「ご無沙汰しております」には、相手への敬意や礼儀が込められた表現となり、好印象を与えます。

2.「お体をご自愛くださいませ」

使用すべき敬語は:「ご自愛くださいませ」

「ご自愛」という言葉には、すでに「お体を」という意味が含まれています。そのため、「お体をご自愛くださいませ」という表現は重複となり不自然です。「ご自愛くださいませ」とすることで、簡潔かつ丁寧な印象を与えます。

3.「大丈夫です」

使用すべき敬語は:「問題ございません」

「大丈夫です」はフランクな印象を与える言葉であり、目上の人や取引先に対してはカジュアルすぎる場合があります。「問題ございません」を使うことで、より丁寧でプロフェッショナルな印象を与えることができます。

4.「なるほど」

使用すべき敬語は:「おっしゃる通りです」

「なるほど」は納得を表現する便利な言葉ですが、人によっては上から目線と感じられる場合があります。特に目上の方との会話では「おっしゃる通りです」を使うことで、相手に敬意を示しつつ同意の意思を伝えることができます。

5.「了解しました」

使用すべき敬語は:「承知しました」

「了解しました」は日本語として間違いではありませんが、ビジネスシーンでは適切ではありません。特に、部下が上司や取引先に使うと失礼と捉えられることがあります。「承知しました」を使うように意識してください。

言葉の思いやりを大切にしよう

緊張する場面では、日常使いの言葉が出てしまうこともあります。そのため、普段から丁寧な言葉遣いを意識し、相手がどう受け取るかを考えて言葉を選ぶことが大切です。暗記するだけでなく、相手に配慮した表現を心がけ、言葉の「思いやり」を大切にしましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。