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意外に間違える人が多いかも…?「98+99×0−97」→5秒でチャレンジ

  • 2024.12.31
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仕事で数字を扱うときは、間違いがないように、電卓や計算アプリを使うことが多いのではないでしょうか。だからこそ、久しぶりに計算式を見ると「難しい」と感じてしまうかもしれません。

さて、今回の問題、あなたは時間内に正解できるでしょうか。

問題

次の計算をしなさい。
98+99×0−97

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「1」です。

式に登場する数字こそ大きかったものの、答えは小さな数字になりましたね。

この問題の「ポイント」を確認すれば、この計算が簡単だということが分かりますよ。

ポイント

今回のポイントは、「0を含む掛け算」です。

問題をもう一度見てみましょう。途中に、「99×0」という掛け算が登場します。

98+99×0−97

この計算式ではこの「99×0」から計算をスタートします。なぜなら、掛け算は足し算や引き算よりも優先的に計算するというルールがあるからです。

そして、「99×0」の答えは0になるとすぐに判断できます。

  98+99×0−97
=98+0−97

掛け算の中に0が登場するとき、その0が「掛けられる数」であっても、「掛ける数」であっても、掛け算の答えは必ず0になるからです。

つまり、計算過程は次のようになります。

  98+99×0−97
=98+0−97
=98−97
=1

中央の計算結果が0になるので、この問題で計算しなければならないのは「98−97」の引き算だけです。

大きな数字どうしの引き算ですが、よく見れば「1」違うだけなので、答えを出すのにそう時間はかからないでしょう。

【おまけ】 0を含む掛け算の答えが0になる理由

0を含む掛け算の答えは、どうして0になるのでしょうか。これは、掛け算の意味を考えると、理解できるはずです。

掛け算は、同じ数を何度も足す足し算を簡単に表したものと言えます。例えば、10円が8枚あるときの合計金額を算出するのに、10+10+10+...と10を八回足すのはとても面倒です。しかし、掛け算を使えば「10×8」と簡単に表せます。

ここでは、0を含む掛け算の答えについて考えるため、掛け算を足し算に戻してみましょう。

<掛けられる数が0の場合>
0×■は0を■回足した足し算と同じ意味になるが、0は何回足しても合計は0。
0+0+0+...=0
<掛ける数が0の場合>
▲×0は▲を0回足した足し算と同じ意味になる。▲を一回も足していないのだから、▲がどんな数であろうとも答えは0。

0を含む掛け算の答えが0になるのはなぜか、理解できたでしょうか。

まとめ

今回は、0を含む掛け算の問題に挑戦しました。

0を含む掛け算は、答えが必ず0になります。このことを覚えておくと、計算がとても楽になる場合があります。掛け算を見たら、まずは0が含まれていないかチェックしてみてくださいね。

他にもいろいろな問題を用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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