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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「99×0+99−99」→正しく計算できる?

  • 2024.12.7
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小学生のころにはすらすら答えを出せた問題なのに、大人になった今は計算方法が分からない…。自力で計算する機会が減ってしまった大人には、ありがちなことかもしれません。

今回の問題に挑戦して、現在の計算力を確かめてみませんか。

問題

次の計算をしなさい。
99×0+99−99

解答

正解は、「0」です。

すぐに答えが分かりましたか?

少し計算に戸惑ってしまったという人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。

ポイント

今回の問題では、「0を含む掛け算」がポイントになります。

この問題、冒頭には99という大きな数字を含む掛け算が登場しますが、よく見ると掛ける数は0になっています。

実は、掛け算では「掛けられる数、もしくは、掛ける数のどちらかが0であれば、答えは必ず0になる」という決まりがあります。

よって冒頭の「99×0」の答えは0になります。

  99×0+99−99
=0+99−99
=99−99

残りの「99−99」は引かれる数と同じ数を引いているので、当然答えは0ですよね。

  99−99
=0

これで答えを出せました。

【おまけ】 0を含む掛け算が0になるのはなぜ?

今回の問題のように、掛け算の中に0が含まれているとその答えは必ず0になります。

これは、「掛けられる数」が0でも、「掛ける数」が0でも同様です。

例:
0×100=0
2.11×0=0

では、どうしてこうなるのでしょうか? 理由を考えてみましょう。

まず、掛け算は「同じ数を繰り返し足す足し算を効率的に表した式」だということを思い出してください。

例えば、2個のリンゴが入った箱が10箱あるとき、リンゴの合計数を求めたいとします。このとき、2+2+2...と2を10回足す式を書くのは大変です。しかし、掛け算なら2×10と、とてもシンプルな形で表せます。

では、逆に「0×■」という掛け算を足し算で表すことを考えてみましょう。これは、0+0+0...と0を■回足す形になります。0は何個足しても0にしかなりませんから、「0×■」の答えは■がどんな数であろうと0になります。

では、「▲×0」を足し算に直すとどうなるでしょうか。これは▲を0回足すという意味ですが、▲がどんな数であろうと一回も足さないのですから、答えは0になります。

こう考えれば、0を含む掛け算の答えが0になるのは当たり前だと分かるでしょう。

まとめ

今回の問題、すぐに答えが分かりましたか?

0を含む掛け算の答えは、必ず0になります。式の中に0が出てくる掛け算を発見できれば、計算がとても楽になりますよ。

ぜひ他の問題にも引き続き挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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