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意外と間違える大人が多いかも?!「5+4×0÷3−2」→正しく計算できる?

  • 2024.10.7
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計算式の中に「0」が含まれていると、計算が簡単になるから嬉しいと思いますよね。

今回は「0」を含む計算問題に挑戦し、正しく理解できているかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
5+4×0÷3−2

ポイントは計算の順序です。

どのような順で計算するか気をつけましょう。

解説

今回の問題の答えは「3」です。

途中の計算式は次のようになります。

5+4×0÷3−2
=5+0−2
=3

四則演算が混ざった計算は、次の順に計算しなければなりません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

今回の問題では、「4×0÷3」が優先して計算する部分です。この計算結果は「0」になります。

4×0=0
0÷3=0

上記のように、「0の掛け算」「0を割る計算」はどちらも「0」が答えになります。

掛け算・割り算を優先して計算すると、残りの式は「5+0−2」です。

したがって、今回の問題の答えは「3」となります。

今回のような四則演算が混ざった計算では、優先して計算すべき部分にカッコをつけると、より分かりやすくなることがあります。

5+(4×0÷3)−2

カッコをつけても計算の順序は変わっていません。

「4×0÷3」の部分が強調され、この部分が「0」であることに気が付けば、実質計算するのは「5−2」だけであることが分かりやすくなりました。

このように式全体を見て、不要な部分を先に考えると、簡単に計算が可能になりますね。

まとめ

「0を含む計算」は、途中式が簡単になることがあります。

どの部分がひとまとめにできるのかを考えることで、式が見やすくなりますね。

そのために、あえてカッコをつけてみるというのはお勧めです!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」