ラーメンを食べたら「思わず涙を流した」アメリカ人の“涙”のワケに「目がくらみます」「比べものにならん」

2024.12.15

日本のラーメンは、その深い味わいや多様なスタイルで国内外の多くの人々に愛されています。

特にその独特なスープや麺の組み合わせは、ほかの料理では味わえない特別な体験を提供しており、今や日本文化を代表する料理の一つとして知られています。

日本のラーメンは海外でも注目を集めています。ニューヨークやロンドン、シンガポールなどの主要都市ではラーメン専門店が増え続け、多くの人々がそのユニークな味わいを求めて訪れています。本場の味を再現するため、現地での製麺やスープの調整が行われる店舗もあり、現地の人々から高い評価を得ています。

そこで今回は、「日本のラーメン」についての海外の方の反応を紹介します。

日本のラーメンって本当にそんなに美味しいの？海外ラーメン通による解説ラッシュ！

日本のラーメンって本当にそんなに美味しいの？

ラーメンって世界中で食べられている料理だから、正直、不味く作ることの方が難しいと思うんですよね。
私はアメリカに住んでいるインドネシア人です。シカゴ・ニューヨーク・LAにあるインドネシア料理店へと足を運んだことがあるのですが、そのどれもが本場の味と比べて、ひどいものばかりだったんです。
でもそれは、インドネシア料理が国際的にそこまで人気がないからだと思うんです。

周りの意見を聞くと、海外で作られるラーメンはどれもひどい味ばかりという声を多く耳にします。
でも、日本のラーメンってはたして本当にそれほど美味しいのでしょうか？

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」にこのような疑問が投稿されると、さまざまなコメントが寄せられました。

アメリカの方は、「日本のラーメン」のどのようなところに魅力を感じているのでしょうか？実際に寄せられたコメントをいくつか紹介します。

本場とは比べ物にならない！

はい。以前、日本に行ったことがあるのですが、日本のラーメンは他の国のどれとも比べものになりません。
インスタントラーメンでさえ特別で、ミシュランスターを獲得しているものもあるほどです。

私が調べた限り、日本の地域ごとに異なるスープベースが存在し、それが味の違いを生んでいるのです。
例えば、代表的なものに豚骨、醤油、味噌などがありますが、そのどれもが非常に高いレベルの風味、豊かさ、うま味を持っています。
私の住んでいる場所には、唯一「本場に近い」と思えるラーメン店が1軒だけありますが、そこも日本人が経営しています。それ以外の店は、どれも到底、本場には及ばないですね。

材料の違いにより、分かれる明暗

私が日本に数年間滞在し、その後一時的にアメリカに戻ったときのことです。アメリカにいる間、私の妻（日本人）は日本人のシェフが経営するラーメン店で働いていました。
しかし、そこで驚いたのは、たとえ日本人シェフが作るラーメンであっても、日本で食べるラーメンと比べるといくつかランクが下がったように感じたことです。

おそらくですが、私の考えでは、必要な材料をすべて本場と同じ品質で揃えるにはコストがかかりすぎるため、現地ではやむを得ず代替品を使用している場合が多いのではないかと思います。
それが、味の違いを生む大きな要因になっているのでしょう。だからこそ本場で食べるラーメンは、まさに圧倒されるほどのおいしさなのです！

海外でのハイレベル＝日本のスタンダード

日本で食べるラーメンのおいしさには、目が眩みますよ。なにせアメリカの高級ラーメン店で提供される味が、日本では一般レベルのラーメン屋で提供されるんですから。

そもそも「高級ラーメン」なんてものがあること自体、少々の矛盾をはらんでいると思いますし。
日本でのラーメンは「安くて手早く」食べられるファストフードの位置づけなんです。それであの高クオリティなんですから、ホントとんでもないですよね。

遥かなる高み、日本

もしニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、またはその近郊に住んでいるなら、満足できるラーメン店がいくつか見つかると思いますよ。ただし、日本で食べるラーメンと比べるとやはり及ばない部分もあるでしょう。
あのスープ、味の沁み込んだチャーシュー、コシのある麺。こればかりは「職人芸」としか言いようがなく、海外で真似できるレベルをはるかに超えていますよ。

ちなみに、韓国・ソウルのラーメンをご存じですか？これも日本の味にかなり近いと感じます。その理由として、現地のシェフたちが日本で修行し、その技術を活かして韓国で店を開いていることが背景にあるのではないかと思います。

味だけでなく、コスパも随一！

ええ、やはり日本のラーメンは至高だと思います。しかし、近年では以前に比べて海外でも美味しいラーメンが食べられる機会が増えてきたと感じます。

選択肢の幅が広がり、日本以外でも日本のラーメンに近い素晴らしい一杯を楽しめる場所を多く目にします。ただし、その分価格が高くなることが多いのも事実です。
だからこそ、本場日本のラーメンの素晴らしさを改めて実感することにもなります。また、価格やコストパフォーマンスを考えると、まだまだ日本のラーメンに及ばない部分があるのではないでしょうか。

思わず涙するほどの味！

東京に住む妹を訪ねたときのこと。妹が母と私をラーメン屋に連れて行ってくれました。
母は、「ラーメンなんて私たちが家で普段食べているインスタントラーメンのようなもの」だと思っていたようなんです。
しかし、実際に店で食べた本場の味の美味しさに感動し、思わず涙を流していたのを今でも鮮明に覚えています。

未だ衰えることのないラーメン人気

今回はアメリカ人が日本のラーメンにどのような魅力を感じているのかについて紹介をしました。

地域ごとに異なるスープベースや独特の風味を持つ「日本ならではのラーメン文化」。コスパ抜群の味や、手早く楽しめるファストフードとしての手軽さ。さらには、店ごとに個性が光る本場の味わい。

これらすべてに共通するのは、「素材、技術、そして日本の食文化の奥深さ」と感じる人が多いようですね。

海外から訪れた人々が、日本のラーメンを「美味しさの宝庫」として感動し、その味わいを求めてやってくるのも納得です。我々にとっては日常的な一杯が、世界の人々にとって特別な体験になっているようです。

ぜひ皆さんも、近所のラーメン店や地元の味を再発見してみてください。「いつもの一杯」が、実は世界に誇れる存在かもしれません！

出典：Reddit（Is Ramen in Japan really that much better?）