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「意外と知らない?」お茶出しでやりがちな【NGマナー】とは?

  • 2025.1.16
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

来客がある際にお客様にお茶を出す機会は、意外と多いものです。会議や来客対応で頼まれるお茶出しは、一見簡単そうに見えますが、実は奥が深く、注意が必要です。例えば、お茶を出す順番を間違えることで相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

今回は、仕事中の「お茶出し」におけるタイミングと順番について、基本ルールをご紹介します。

1.お茶出しのタイミング

お客様をお部屋にお通しした後、すぐにお茶を出すのが基本マナーです。
お客様と自社の社員が同じテーブルに座っている場合は、必ずお客様のお茶を先に出しましょう。

2.上座と下座を意識する

お茶を出す際は、上座と下座を意識して順番に出すのがマナーです。

  • 上座: ドアから一番遠い奥の席
  • 下座: ドアに一番近い席

お茶を出す順番は、奥の席(上座)から順に、ドアに近い席(下座)の方に向かって出します。ただし、会議室の配置などによって上座と下座の位置が変わることもあるため、事前に確認をしておきましょう。

3. 湯呑みと茶托は別々に運ぶ

湯呑みと茶托は、別々に運ぶのが基本マナーです。

  • 茶托: 湯呑みの下に置く小さな受け皿

湯呑みと茶托を一緒に持ち運ぶと、湯呑みの中のお茶が溢れる可能性があるため、別々に運ぶのが適切です。

手順:

  1. 入室後、サイドテーブルやテーブルの下座にお盆を置く。
  2. 湯呑みの底をふきんで拭いてから茶托に乗せる。
  3. お茶を出す際は、茶托を両手で持ち、お客様の右手側から提供する。

感謝の気持ちとおもてなしの気持ちを忘れないよう心がけよう

お茶出しは、「ご足労をいただきありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えるための大切な行為です。基本的なマナーを守るとともに、相手を思いやるおもてなしの心を忘れないよう心掛けましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。