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〈知らないと損!〉ビジネスシーンで『後ほど』が逆効果になる3選

  • 2025.1.15
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

ビジネスシーンで頻繁に使われる「後ほど」という言葉。
業務を効率よく進めるためには、優先順位をつけながら仕事を進める必要があります。今すぐ取りかかれない案件でも、相手に意図を正確に伝えることが大切です。

今回は、「後ほど」という言葉の正しい使い方を解説します。日常的に使う言葉だからこそ、正確に理解しておきましょう。

1.「後ほど」の目安は?

「後ほど」とは、「後で」「しばらく経ってから」というニュアンスを持つ表現です。明確な期限を示す言葉ではありませんが、ビジネスシーンでは基本的に当日中の対応に使用します。翌日以降となる場合は、「後日」などに言い換えるのが適切です。

2.「後ほど」の使い方

「後ほど」は、当日中の対応が可能で、かつ具体的な時間を指定しにくい場合に使用します。

  • 当日中の対応が難しい場合: 「後日」と表現する。
  • 時間指定が可能な場合: 「本日の〇時ごろにご連絡します」と具体的に伝える。

これらを使い分けることで、誤解を防ぎ、相手への配慮も示せます。

3.NGな使い方

郵送物の場合
郵送で資料や商品を送る場合は、相手の手元に届くまでに時間がかかるため、「後ほど」ではなく「後日」や「届き次第」といった表現を使いましょう。

シーンに合わせた適切な言葉選びが大切

「後ほど」は便利な表現ですが、誤った使い方をするとトラブルの原因になることもあります。ビジネスシーンでは、「当日中に対応可能か」を判断基準に使うとよいでしょう。状況に応じて適切な言葉を選び、相手に正確に意図を伝えることを心掛けましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。