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「名刺交換で評価ダウン!?」品格を保つ【名刺交換のマナー】とは?

  • 2024.12.24
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

ビジネスの基本でもある名刺交換のマナー。

名刺交換は、初対面の相手との最初の挨拶です。名刺の扱い方次第では、第一印象を左右する大切な場です。些細な所作が相手に好印象を与えるきっかけになります。では、どのように渡すのが適切なのでしょうか。

今回は、正しい名刺交換の基本的なマナーやその際に相手に好印象を与える会話について解説します。品のある所作を身につけて、相手とのコミュニケーションを楽しんでみてくださいね。

ポイント1.名刺の差し出し方

名刺を差し出す際のポイントは3つです。

  1. 立って行う
  2. 机の上では行わない
  3. 差し出す向きと高さに注意

名刺交換をする際は、必ず立って行います。また机を挟んだ会議室の場合でも、机の横に移動してから相手の正面に立ち、交換をするのがマナーです。もし、会議室が狭く横に立てない場合には、「机の上から失礼いたします」と一言添えてから行いましょう。
名刺を差し出すときは、両手で差し出すのがマナーです。高さは胸の位置で、相手が文字を読みやすいよう正面を向けて、自分の社名と氏名を名乗りながら差し出します。軽くお辞儀をすることも忘れないようにしましょう。

ポイント2.名刺の受け取り方

受け取る際の注意点は3つです。

  1. 両手で受け取るのが基本。同時交換の場合には、自分の名刺を右手で渡し、左手で受け取る。
  2. ロゴや氏名に指がかからないようにする。
  3. 役職や名前の呼び方を確認する。

名刺を受け取るときは、渡すときと同様に両手で受け取るのがマナーです。
必ず「頂戴いたします」と一言添えましょう。受け取った後は、右手を添えて胸の高さで持ちます。その際に、先方の役職や、名前の読み方などを確認しましょう。

ポイント3.名刺交換の際の上手な会話力

名刺交換をした際に、上手くコミュニケーションをとることで相手に好印象を与え、覚えてもらうことができます。
交換をするだけではなく、コミュニケーションの場として活用してみてくださいね。

【プラスの一言を添える例文】

  1. 「今までお電話でのやり取りでしたので、本日は直接お会いでき大変嬉しいです」
  2. 「本日お会いできるのを楽しみにしておりました」
  3. 「会社のロゴが珍しいですね! どのような意味があるのですか?」

相手を思いやる気持ちを忘れずに相手の立場に立った行動を心がけよう

基本的なマナーを守りつつ、状況に応じて臨機応変に対応することも重要です。
相手を思いやる気持ちを忘れずに相手の立場に立った行動を心がけてみてください。名刺交換の場は、見方を変えるとコミュニケーションや顔を覚えてもらえるチャンスの場です。一つひとつの行動には意味があることを意識しながら、所作を大事にした品格のあるマナーを身につけましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。