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メールや履歴書では【貴社 or 御社】どっちが正解?! “意外と知られていない違い”とは?

  • 2024.11.26
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

相手の会社のことを表現する『御社』『貴社』という言葉。

御社と貴社は、どちらも相手の企業を指す言葉ですが、この2つの言葉には大きな違いがあります。メールを送る際にどちらを使用していいのか迷った経験があるというかたも多いのではないでしょうか?

今回は、『御社』『貴社』それぞれの違いと使い分けについてご紹介します。メールや履歴書ではどちらを使用すればいいのか、しっかりと本記事で確認をしましょう。

『御社』と『貴社』の違いと使い分け

『御社』と『貴社』は、どちらも相手の会社に対して使われる敬語表現です。
しかし、意味をもつ言葉ですが、話し言葉と書き言葉に分かれるため使い分けをしっかりと覚えておきましょう。

『御社』は話し言葉

『御社』は、話し言葉として使用します。
会議や電話など会話をするときに使用をすると覚えておきましょう。メールなど書く場合には、基本的に使用しません。

『貴社』は書き言葉

『貴社』は、書き言葉として使用します。
手紙やメール、チャットやメッセージなど、文章でコミュニケーションを交わすときに使用をするよ覚えておきましょう。
『貴社』は「きしゃ」と発音するため、『記者』や『帰社』などほかの漢字と間違えられる懸念があり書き言葉で使用します。

Q.メールと履歴書では『御社』と『貴社』どちらを使えばいい?

正解は、『貴社』です。
メールや履歴書などの文面で相手の企業を指す場合は『貴社』を使用します。面接や電話などでは『御社』を使用します。

NGな使い方と注意点!

よく間違えてしまうNGな使い方は、御社と貴社に「様」をつけてしまうことです。

『御社様』『貴社様』といった言葉は、二重敬語に該当をするため正しい表現ではありません。それぞれ敬語であるため、『様』をつけるのはNGと覚えておきましょう。

使い分けをしっかり覚え、注意を払いながら使うことが大切

『御社』と『貴社』という言葉は、取り引き先やお客様との商談シーン、打合せ、メールのやりとりなど、さまざまな場面で使い分けが必要な言葉です。うっかり間違えてしまった!という場合には、気づき次第すぐに訂正メールを送りましょう。

円滑なコミュニケーションをはかるためにも、使い分けをしっかり覚え、使う際には注意を払いながら使用をすることが大切です。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。