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名推理の場面で使われた“とある効果音”にざわつき… 『名探偵コナン』でも聞かなくなった懐かしい音に“反響続出”

  • 2025.6.19
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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第10話では、ついに鬼丸城に突撃した鉄 刃(くろがね やいば)たちが、“鬼丸四天王”と激しいバトルを繰り広げる。また、峰さやかが刃の姿に化けた敵の正体を見抜くシーンで、『名探偵コナン』にて使用されていた「テケテン!」という効果音(通称:SE)が流れ、SNSでは「初期のコナンのSEがここで聞けるとは」「懐かしい音」との声があがった。

発動するクモ男の“罠”……追い詰められた刃たちはどうなる?

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

新技「かみなり斬り」を編み出し、鬼丸猛が本拠地としている鬼丸城へ勢いよく突撃する刃。しかし、クモ男の罠によって落とし穴に落ちてしまい、刃一行はバラバラに引き離されてしまう。落とし穴の先には、鬼丸につかえる強敵・鬼丸四天王が待ち構えていた。

刃とさやかの前に現れたのは、鬼丸四天王の一人であるカメレオン・ボナパルトだった。カメレオンは周りの景色と同化することができ、姿を消して刃を翻弄する。そんななか、仲間のナマコ男が罠をひらめき、まんまとひっかかるカメレオン。しかし、網の中で刃と揉み合いになった後出てきたのは、2人の刃だった。

2人は刃と同じ見た目をしていたが、さやかは計算問題を出すことで偽物を見抜く。そして、刃は正体を現したカメレオンに「かみなり斬り」を食らわし、倒したのだった。一方、他の場所でも鬼丸四天王との戦闘が繰り広げられており、宮本武蔵と佐々木小次郎という剣豪2人のでこぼこな共闘も第10話の見どころとなった。

戦闘後、動物に戻った鬼丸四天王を手なずける刃のファインプレーもあり、鬼丸四天王のうち3人を倒した刃一行。最後に残った一人は、クモ男だ。クモ男は亀の姿をした巨大なメカ・トータスヨーロッパを操縦し、刃に襲いかかる。さらにトータスヨーロッパはクモンガーZにモデルチェンジするが、逃げ回る刃を踏もうとする最中にたくさんある足が絡まってしまった。

刃は、動けなくなったトータスヨーロッパを鬼丸城の奥底に蹴り飛ばし、クモ男の撃退に成功。すると、ボスである鬼丸が刃の目の前に現れた。鬼丸は、鬼になる前とは姿も大きく変わっており、完全に悪に染まってしまっているようだ。第10話についてSNSでは「まさか鬼丸四天王が1話で全員倒されるとは」「全員キャラが濃い」「刃との戦い来週楽しみだな」「初見にもオススメしたい」「カッコよくて大好き」との声があがった。

推理繋がり?突然流れた『名探偵コナン』の“SE”

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(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会

カメレオンが刃の姿に化ける場面は、刃役である声優・高山みなみのコミカルな一人二役もあり、どこか癒されるような愛らしいシーンとなった。また、さやかが出した「500×1000はい~くつだ?」という計算問題に本物の刃が間違えてしまう展開も彼らしく、笑いを誘った。

「あなたが偽物よ!」とさやかが偽物を言い当てる瞬間に流れた「テケテン!」というSEに、聞き覚えがある視聴者も多かったのではないだろうか。実は、このSEは同じく青山作品である『名探偵コナン』でも使われていたもの。『名探偵コナン』のSEが使われていたことに対してSNSでは「初期のコナンの音」「もはや本家でも聞かなくなった音」「当時のアニメではできなかった演出!」との声が。

『真・侍伝 YAIBA』と『名探偵コナン』は、主人公の声を務める声優がどちらも高山だったり、原作者が同じく青山だったりと数々の共通点がある。加えて、劇場版『名探偵コナン』では、『真・侍伝 YAIBA』のキャラクターが登場する“クロスオーバー”の要素も。推理繋がりで流れた今回のSEも、“音のクロスオーバー”といえるだろう。両作に対するアニメスタッフの作品愛が伝わってくるようだ。

第10話は鬼丸四天王戦がテンポよく描かれ、次回はいよいよ刃と鬼丸の一騎打ちになりそうだ。オープニングでもあったように、鬼丸戦は異次元の戦いになることが予想される。八鬼最強のバットガイとの戦いのように、圧巻の作画によるバトルシーンが観られることに期待したい。


真・侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌/小学館/真・侍伝YAIBA製作委員会】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari