仕事をスムーズに進めたり、勉強にしっかり取り組むために「集中力」はとても重要になります。
集中してタスクに専念することで、作業効率も上がりミスも防ぐことができるかもしれません。
しかし、「集中力とは何か」を正しく理解していなければ、もしかしたら雑念に気を取られてしまう可能性もあります。
そこで今回は、「集中力を高めて、仕事を効率的に進める方法」をご紹介します!実践することで、今までよりも毎日30分、仕事を早く切り上げることができるかもしれません。
そもそも集中力とは何か?
集中しているとは、心と現実が一致している状態を指します。
野球を例にして考えてみましょう。
バッターボックスに立った選手がピッチャーの投げたボールを打とうとする際に、心が「打ちたい」という気持ちであふれている場合…実は、それは心と現実が一致していない状態なんだとか。
この時選手に求められるのは、「目の前のボールそのものに集中している状態」。つまり、集中力とは「心と現実をピタッと一致させる力」なんです。
集中力は脳科学でも注目されている!
実は、集中力は脳科学でも注目されています。
最新の脳科学の研究では、脳波の周波数が7〜14Hzのアルファ波が優位になると集中状態にあるとされています。
興味深いことに、トップアスリートなどはこの脳波を持つことが多いとわかっているのだとか。
一方で、仕事のミスが多い人はベータ波が優位にあります。特に、午前11時台と午後2時台には低下しやすいこともわかってきています。
つまり、アルファ波を増やして集中力を高めることが、仕事の効率化においてとても重要になってくるのです。
集中力の効果を試した実験の結果
中学生に「集中力の効果を試した実験」を実施したところ、興味深い結果が出ました。
まず、1回目は計算問題をいつも通り解いてもらい、2回目はアルファ派を高める集中力トレーニングを行った後に計算してもらいました。その結果、全員の計算スピードが向上し、中には計算時間が1分以上短縮した子もいたのだとか。
集中力トレーニングの効果は、子どもだけでなく大人にも期待できます。ビジネスの場でも集中力トレーニングを取り入れることで、時短や仕事の効率化に役立てることができます。
集中力トレーニングの方法とは?
「集中力トレーニング」のやり方はとても簡単。なんと、「仕事を始める前にテニスボール2つを縦に積む」だけ。
こちらを3分間繰り返し、何回積むことができるかカウントしてくださいね。
初めの頃はあまり上手く積むことができないかもしれません。しかし、毎日3分間続けることで、次第に上達していきます。
そして、ボールを積む感覚こそが、まさに集中力が高まっている状態なのだとか。
この感覚が染み付いていくことで、どんな時でも養った集中力を発揮できます。
集中力トレーニングの方法は簡単な上、必要な時間も1日3分ととても短時間。仕事の時短、効率化を実現するために、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか?
出典:株式会社脳レボ(https://nourevo.co.jp)