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「実は失礼だったかも!?」飲み会でやりがちな【NGマナー】とは

  • 2024.11.6
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

これから年末に向けて、イベントも多くなり忘年会や会食の場が増えてくるかたも多いのではないでしょうか。
プライベートの食事と違いビジネス会食の場合には、最低限のマナーに気を付けながら楽しまないといけません。楽しくなりすぎて、粗相をしてしまった…ということがないようにしたいですよね。

今回は、意外と知らない会食の場でのNG行動についてご紹介をします。良かれと思ってやっている行動が、実は間違っている場合もあるので今一度確認をしてみてくださいね。

NG1. 乾杯するとき目上の方のグラスより高くあげる

乾杯の際には、「目上の方のグラス位置が上にくるよう、自分のグラスは下から差し出す」のがマナーです。

乾杯時は、気持ちが高揚してしまいつい気が抜けがちですが、まだお酒を飲んでいない状態のため特に注意が必要です。目上の方より上の位置で乾杯することは、見下したことを意味し失礼に当たります。同じ高さの場合も同等と意味するため控えましょう。

また、目上の方と乾杯するときは必ずグラスを両手で持つこと。片手持ちは絶対にNGです! 乾杯の場でも、謙虚な気持ちや相手を立てる気持ちが大切です。

NG2. グラスが空いたからと何も言わずにお酒を注ぐ

同席した方のグラスが空いた場合は、「お注ぎしましょうか? 次はなにを飲まれますか? 」と必ずひと言添えてから注ぐのがマナーです。

目上の立場の人に対して、お酒を注ぐことも飲み会マナーのひとつですが、グラスが空きそうになったからといって、何も言わずに勝手にグラスに注ぐのはマナー違反です。ビールなどの場合にやってしまいそうな行動ですが、相手のペースもありますし別の飲み物を頼みたい場合もあるため、必ず確認をしてから注ぎましょう。

NG3.奥からつめて座る

お店に着いた後、すぐに奥の席から座ろうとするのはNGです。

出入り口からいちばん遠いのが上座、近いのが下座です。目上の方は上座に、若手や幹事は下座に座るようにします。

上司や先輩が多数いる場合は、席について先に決めておくようにしましょう。招かれている場合には、すぐに着席せずに幹事が促してくれるのを待つようにしましょう。

NG4.ビール瓶の持ちかたを気にしない

ビール瓶の持ち方があるの?と思ったかたもいらっしゃるかもしれませんが、注ぐ時にはビール瓶のラベルが見えるようにという注意点を耳にしたことがあるかたもいらっしゃるかと思います。ラベルだけではなく、持ち方もあるので覚えておきましょう。

ビール瓶の持ち方は、右手で瓶底を持ち、左手で瓶の側面を持つのが正解です。

NG5.お箸の持ち手を使って料理を取り分ける

料理を取り分ける際に、気を遣ってお箸を食べる側と反対にし持ち手の部分を使った経験がある方もいるかと思います。

実は、気を遣っての行動かもしれませんが持ち手を使用するのはNGです。手で握っていた部分が清潔とは言いえないため、人によっては不快に思う人もいる可能性があります。取り分け用のお箸を一膳もらうようにしましょう。

自分も相手も互いに気持ちよく同じ時間を過ごすためにマナーを守ることが大切

マナーは、その一つひとつの行動があなた自身の品格につながります。

これからは忘年会のシーズンとなり接待や会食など何かと参加する機会が多くなる季節、その場に応じた対応や相手を思いやる行動ができたらとても素敵ですね。自分も相手も互いに気持ちよく同じ時間を過ごすためにマナーを守ることを心掛けましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。