1. トップ
  2. 『できません』の正しいビジネス表現とは?! つい使いがちな“間違いやすい敬語”とは?

『できません』の正しいビジネス表現とは?! つい使いがちな“間違いやすい敬語”とは?

  • 2024.10.30
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

知らないうちについ使ってしまっていることも多い間違った敬語。
日常的に使うのは問題がなくても、ビジネスで使用するとあまり良い印象を与えない言葉が存在します。

もしかすると、今使っているその敬語がビジネスシーンにおいては使ってはいけない言葉かもしれません。
今回は、やりがちな「間違いやすい敬語」についてご紹介します。ビジネスの場面で恥をかかないように、ぜひチェックしてみてくださいね。

NG敬語その1:「すいません」

正しいビジネス表現は「申し訳ございません」

耳にすることが多い「すいません」という言葉ですが、正しい表現は「すみません」となります。
また、「すみません」は、謝罪や感謝の気持ちを伝えるときに用いられる言葉ですが、目上の方や取引先に対してなどビジネスにおいては失礼にあたると覚えておきましょう。謝罪の場面で使うときは「申し訳ございません」、感謝の場面では「ありがとうございます」などといった言葉で伝えるといいでしょう。

NG敬語その2:「ご苦労さまです」

正しいビジネス表現は「お疲れさまです」

「ご苦労さま」は、目上のかたが目下にかけるねぎらいの言葉なので、上司のかたに使うのはNGです。「お疲れさま」という言葉は、上下関係問わず使える言葉でとても便利ですが、「お疲れさまです」ばかり使うのではなく、先に退社するときには「お先に失礼いたします」、上司が帰社したときには「お帰りなさい」など、その状況に合わせた言葉選びをするのがおすすめです。

NG敬語その3:「できません」

正しいビジネス表現は「いたしかねます」

「できません」という表現は敬語となりますが、ビジネスシーンでは角が立つため避けましょう。
「いたしかねます」という表現が正しい使い方です。

NG敬語その4:「了解しました」

正しいビジネス表現は「かしこまりました」「承知しました」

「了解」は、目上の人が目下に対して了承するときに使う言葉です。目上の方や上司に使う言葉として相応しい言葉ではありませんので注意しましょう。目上のかたや上司には、「かしこまりました」「承知しました」を使うのが正解です。

NG敬語その5:伺っていますか?

正しいビジネス表現は「お聞きになっていますか」

「伺う」は謙譲語です。自分がへりくだるときに使いますので目上に対しては使えない表現です。この場合は「お聞きになっていますか?」「例の件、ご存知でしょうか」などと使いましょう。「伺う」は「お伺いしてよろしいですか」というように、自分が相手に聞く場合に用いることができます。

場面に適した言葉選びを心がけてみよう

知らないうちに使っていた言葉があったというかたもいたのではないでしょうか。正しい言葉遣いは、ビジネスシーンにおいてより良い人間関係を築くために必要不可欠です。場面に適した言葉選びを心がけてみてくださいね。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。