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「実はそれNG!?」ビジネスで恥をかかない手土産マナー

  • 2024.10.29
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出典:photo AC

日頃の感謝の気持ちや心遣いとして渡す「手土産」。

ビジネスシーンに限らず、プライベートでも手土産を渡す機会は多いものです。しかし、ビジネスシーンでは、手土産の選び方から渡すタイミング、添える言葉の一つひとつまで、相手には意外と見られているものです。

自分のために貴重な時間を割いてくださることへの感謝の気持ちを表現するために、渡し方の基本的なマナーはとても重要です。そこで今回は、覚えておきたい「手土産の渡し方」のマナーについてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

NGマナー1:手提げ袋や風呂敷に入れたまま渡す

手提げ袋や風呂敷に入れたまま渡さないのがマナーです。

手提げ袋や風呂敷は、持ち運びの時の「ホコリよけ」の意味があるので、そのまま渡すのは失礼と覚えておきましょう。基本的に持ち帰るのがいいとされています。

また、デザインの素敵な袋は喜ばれる場合もあるので、少し親しい間柄であれば「恐れ入りますが袋の処分をお願いしてもよろしいでしょうか。」などとお詫びの言葉を添えて、お渡ししてもよいでしょう。

NGマナー2:品物の正面を自分に向けて渡す

品物は相手から見て正面になる向きにして渡すのがマナーです。

手提げ袋や風呂敷から取り出した品物は、一度自分のほうに向けて傷や破れがないか確認し、時計回りに90度ずつ2度回して相手に品物の正面を向け、両手でお渡ししましょう。

NGマナー3:「つまらないものですが」と添えて渡す

相手にギフトを渡す際の決まり文句である「つまらないものですが」という言葉。

もともとは謙遜の意味を込めて使われてきましたが、近年ではへり下りすぎと捉えられることがあるため、避ける傾向があります。心を込めて選んだ手土産を渡す際には、「心ばかりの品ですが」「お口に合うと嬉しいのですが」など、控えめながらも気持ちの伝わる言葉を添えると良いでしょう。

挨拶は「相手の心を開き、相手の心に近づく」言葉

手土産を渡す際に最も大切なことは、相手に喜んでもらいたいという気持ちです。

マナーを守って丁寧に渡すことも大切ですが、何よりも大事なのは相手を思いやる気持ちです。相手を想って選んだ品物であれば、喜ばれ、会話やコミュニケーションのきっかけとなり、仕事の進展に繋がることもあります。

ビジネススキルとして覚えておくととても便利ですよ!



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。