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「実はそれ失礼!?」目上への挨拶で避けるべきNGワード

  • 2024.10.29
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出典:photo AC

職場にとどまらず取引先や出張先など、さまざまなシーンで行われる「挨拶」。

初対面の方との第一印象を決める大切なものです。しかし、挨拶は、相手がどのような立場の方であっても緊張するもの。特に相手が目上の方だと、つい緊張して言葉が出てこない!という人も多いのではないでしょうか?

目上の人が相手だと、きちんとしなければと身構えがちですが、礼儀を守った正しい言葉を使えば失礼にあたりません。今回は、初めて会う方に対する「挨拶」について、Q&A形式でNGマナーをご紹介します。

Q1. 目上の方に対して使ってはいけない挨拶言葉は?

目上のかたに対して、使ってはいけない挨拶の言葉があります。
正解は、「ご苦労様です」。

「ご苦労様です」は目上の方には絶対に使用してはいけません。「ご苦労様」が使える相手は、基本的に目下の人に限られます。目上の人が目下の人に対して、苦労をかけたことへのねぎらいとして使う言葉です。

Q2.初めてお目にかかるかたに「お世話になっております」は正しい?

「お世話になっております」という表現は、ビジネスシーンにおいて非常によく使われる挨拶の1つです。

正解は「✖️」です。

初めての相手に「お世話になっております」を使うのは不適切です。この言葉は既に何らかの関係が存在していることを前提としています。

初対面の相手に使用すると、相手が「以前に面識があったのか?」と混乱する可能性があります。初めてお会いする方には、「初めまして。株式会社〇〇の〇〇と申します」と挨拶しましょう。

Q3. 目上に対して「お疲れさまです」は使っていいの?

ビジネスシーンでの常套句である「お疲れさまです」。目上の方に使うのは失礼では?と悩む方もいるのではないでしょうか。

正解は「〇」です。

「お疲れさまです」は目上の方に使っても失礼にはあたりません。しかし、抵抗がある場合は「お疲れさまでございます」や「お疲れさまでございました」と、語尾を丁寧にすると良いでしょう。礼儀正しい印象を与えつつ、ねぎらいの気持ちを表現できます。

挨拶は「相手の心を開き、相手の心に近づく」言葉

いかがでしたでしょうか?

挨拶の本質である「相手の心を開き、相手の心に近づく」ことを意識し、目上の方にも積極的に挨拶をしてみましょう。挨拶なくして人間関係は始まりません。ぜひ、参考にしてみてください。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。