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「上品に見えて実はNG!」食事マナーの勘違い5選

  • 2024.10.29
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出典:photo AC

食事をするときに、「これって実はマナー違反になるのかな?」と疑問に思った経験はありませんか?

上品と思っている仕草や行動が、実はマナー違反だったりする可能性があります。毎日の食事でもマナーは大切ですが、仕事で上司と食べるときや、取引先の人と食べるときには特に気をつけたいところ。

今回は、やりがちだけどこれをやったら恥ずかしい食事中に気をつけるべきNGマナーについてご紹介します。知っておくと、いざというときに役立つのでチェックしてみてくださいね。

NGマナー1:手皿

上品そうに見えるため意外とやっている方が多い、左手を食べ物の下に添える動作「手皿」ですが、実はマナーとしては良くないとされています。垂れそうな場合は、左手を直接添えるのではなく、左手で懐紙を持って受け止めるようにしましょう。

懐紙がない場合には、小皿やお椀の蓋を受け皿として使用しましょう。会食に限らず、懐紙を常備携帯している人は少ないため、用意しておくととても好印象です。

NGマナー2:袖越し

袖越しは、食事において右側に置かれた食器を左手で取ったり、反対に左側に置かれた食器を右手で取ったりすることです。着物や服の袖が汚れてしまう可能性もあり、上品に見えない所作のためマナーとしてよくないとされています。

正しい所作は、右側にあるものは右手、左手にあるものは左手で対応しましょう。

NGマナー3:箸を先に持ったまま同時に器を持つ

お箸を持ちながら何かをすることはマナー違反です。お箸を持った状態で器を持つことや飲み物を手にするなど、何か別の器を持つときには一度お箸を置いてから行いましょう。

何か手に取ろうと思った際には、一度お箸を置くことを心がけましょう。

NGマナー4:ひとつのものを集中して食べる

同じタイミングで2品以上の器が出された場合、手に取ったお皿の物をすべて食べきってから次のお皿のお料理を食べるのはマナーとしてはよくありません。綺麗な食べ方のようにも見えますが、実はマナー違反と覚えておきましょう。

ご飯と汁物が出てきた場合など、片方だけを食べ続けるのはNG行為です。交互に箸を進めるよう意識してみましょう。

NGマナー5:にらみ食い

にらみ食いとは、口の中に食べ物が残っている状態で次に食べるものを物色することを指します。食事をご一緒にする相手にもよりますが、相手に不快感を与える場合があるため避けるべきです。

互いに気持ちよく同じ時間を過ごすためにマナーを守ることが大切

意外と知らないことも多いと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

マナーは、その一つひとつの行動があなた自身の品格につながります。その場に応じた対応や相手を思いやる行動ができると、とても素敵ですよね。自分も相手も互いに気持ちよく同じ時間を過ごすためにマナーを守ることを心掛けましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。