だんだん涼しくなり、冬場に向けて流行性の感染症に気をつけないといけない季節。寒暖差もあり、周りで風邪をひいている方や咳をしているという方も少なくないかと思います。では、咳やくしゃみをする時、皆さんはどんな行動をとっていますか?
人が咳やくしゃみすると、そのしぶきが1~2m以上飛ぶ場合があるといわれているのをご存知でしょうか。そのしぶきが周囲に飛散し、それを吸い込むと感染してしまう恐れがあります。家庭や職場など多くの人が一緒にいる場所だけでなく、外出する際も咳やくしゃみのマナーを守ることが大切です。
今回は、これからの季節に人前で咳やくしゃみをするときのNGマナーについてご紹介をします。ぜひチェックをし、エチケットを守った行動を心がけてみてくださいね。
マナーその1:手で押さえるのはNG
つい手で押さえてしまっていたというかたも多いかと思います。
実は、手で押さえると、隙間から唾液の飛沫が飛び散ってしまうことがあります。その後もそのままその手を洗わずに手すりや吊り革などいろいろな場所を触ってしまっていませんか?もし、風邪をひいていた場合、その後そこを触った人は感染をしてしまう恐れがあります。
風邪をひいていなくても、咳やくしゃみが出る際にはマスクを着用し、持っていない場合はティッシュやハンカチで口と鼻を覆うことが大切です
マナーその2:何もせずに咳やくしゃみをするのはNG
大きく口を開けて「ゴホッゴホッ」と咳をしている人を見かけたことがありませんか?
何もせずに咳やくしゃみをするのは他者への配慮に欠ける行為です。そのしぶきによって、他の人に病気をうつす可能性があるため控えましょう。
また、風邪をひいていない場合でもマナーとして良い印象ではありませんので注意しましょう。
咳やくしゃみをする時の「正しいマナー」
咳、くしゃみが出る時の正しいマナーを確認していきましょう。
- 体調が悪い時は、マスクを着用する
- マスクがない場合は、ティッシュやハンカチで口と鼻を覆う
- マスクもティッシュなどもない場合は、上着の内側で口や鼻を覆う
咳やくしゃみが出るときは、他の人にうつさないように必ずマスクを着用するのがマナーです。マスクがない場合はティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆うようにしましょう。
また、外出先でマスクもティッシュなどもない場合の対処法としては、洋服の肘の内側などで口と鼻を覆うようにすると覚えておきましょう。
「手で押さえる」のがNGということ覚えておこう!
咳やくしゃみについては、手で押さえる光景をたくさん目にするかと思います。そのため、手で押さえるのがマナーに反することに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、ティッシュの代わりに着ている洋服を使うという行為に驚いたというかたもいるかと思います。しかし、せきやくしゃみの際に、肘の内側で口と鼻を覆うマナーは、海外では感染予防のためのスタンダードな対応です。この機会にぜひ実践してみてくださいね。
ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi)
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。