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「ペット事故、9割は火災か」危険で絶対NG!不慮の事故を未然に防ぐ“ガスコンロの正しい扱い方”

  • 2024.10.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ペットは大切な家族の一員です。これから寒くなるにつれ、屋外ではなく室内で飼育される方も増えてくるかもしれません。

実際に、一般社団法人ペットフード協会の調べによると、昨今犬・猫の飼育は90%以上が室内飼いになっているのだそう。室内でペットを飼うことで、予想外の事故が発生する場合があります。

そこで今回は、人々の暮らしの安全や活力ある社会の実現のため活動されている独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のリリースを参考に、ペットが引き起こす可能性のある事故や発生件数、それを防ぐためのポイントを詳しくご紹介します。

今回調査を行った、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)安全センターは、消費生活用製品安全法などの法律に基づいて、一般消費者が購入する消費生活用製品(家庭用電気製品など)を対象に、毎年1千件以上の事故情報が寄せられているのだそう。それらを公平かつ中立な立場で調査・分析し、原因究明調査の結果を公表することにより、製品事故の再発・未然防止に役立てているそうです。

1.ペットによる事故の9割は…

2013年から2022年度までにNITEに通知された製品事故情報において、ペットによる事故は61件発生し、そのうち約9割(54件)を火災が占めたそう。グラフを見ると一目瞭然で、非火災が圧倒的に少数であることがわかります。毎年製品事故情報が通知されていることからも、注意・対策は必須と言えるでしょう。

特に多いのは『ガスこんろ』の事故

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出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構

独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)安全センターが公表した「製品別・ペットの種類別の事故発生件数」によると、製品別で最も多いのが「ガスこんろ」。犬や猫が操作ボタンを押したことにより、発火したと考えられる事故が起きているそうです。

ペット別では「犬」よりも圧倒的に「猫」が多いようで、「IHこんろ・電気こんろ」や「太陽光発電用パワーコンディショナー」など、ほとんどの製品で事故が発生しているのだとか。これは、猫の高い身体能力も原因にあると考えられるそうです。

そのため、犬を飼育されているご家庭はもちろん、特に猫と暮らしている人はより注意が必要かもしれません。

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出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構

「事象別の事故発生件数と被害状況」によると、「ペットがこんろの操作ボタンやスイッチを押したことで発火」が突出して多く、大変悲しいことに、飼い主外出時にお留守番をしていたペットが死亡する事故も2件起きてしまったそうです。

では、私たちにできることは何なのでしょうか?

ペットによる事故を防ぐために

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

ペットによる事故を防ぐポイント」として、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)安全センターは5つ提案しています。

(1)出掛ける際はガスこんろの元栓を閉め、IHこんろ・電気こんろは主電源を切る。操作ボタンをロックする機能がある場合は使用する。

ペットがガスこんろに寄りかかったり、IHこんろの上に登ったりすることで、操作ボタンやスイッチを押してしまうことがあるそうです。万が一にも火災が起きぬよう、ペットを家に残して外出する際は、ガスこんろは元栓を閉め、IHこんろや電気こんろは主電源を切りましょう。また、操作ボタンをロックする機能がある場合はロックをかけるようにした方がよいそうです。

(2)目を離す際や出かける際は、ペットをケージに入れる。

ペット(特に犬、猫)は行動範囲が広いため、出かける際は放し飼いにせずケージに入れておくことも検討した方がよいそうです。大切なペットを火災から守るため、とても有効な対策の1つになるそうですよ。

(3)こんろや暖房器具の周りには可燃物やペットの興味を引く物を放置しない。

もし放置しておくと、ペットがこんろの火を点けたりストーブを倒したりした際に、製品の熱源に可燃物を接触させてしまうことがあるそうです。

(4)電気製品を使用しない時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲外に保管する。

ペット(特に犬)は電源コードやバッテリーをかんで、ショートさせることがあるそうです。電気製品を使用しない時や外出時はプラグを抜き、ペットの行動範囲外に保管するようにすべきなのだとか。

(5)ペットが好む排尿場所付近に電気製品を置かない。

ペットの尿による「トラッキング現象」で、電気製品の火災事故が発生しているのだとか。そのため、ペットが好む排尿場所等に配線器具や電気製品を置いてはいけないそう。特に猫は、高い位置にある製品でも飛び乗ることができるため、注意が必要なのだそうですよ。

ペット、特に犬や猫を室内飼いすることが当たり前となった現在、不幸な事故を防ぐための取り組みは必須といえるでしょう。新たあめて家の中を見直してみてくださいね。


出典:独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センター(https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2023fy/prs240328.html)(最終閲覧日:2024-10-09)

独立行政法人製品評価技術基盤機構『【注意喚起】「ペットによる火災事故」を防ぐポイント』(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000092488.html)(最終閲覧日:2024-10-09)