計算力を鍛えるには、繰り返しの練習が必要です。
意外と間違えやすい問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認をしましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(−6)×(−6)+(−6)+(−6)÷(−6)
さまざまな演算が含まれています。正しい答えを導くことができるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「31」です。
また、途中の計算は次のようになります。
(−6)×(−6)+(−6)+(−6)÷(−6)
=36+(−6)+1
=30+1
=31
注意しなければならない点を順に解説します。
計算の順序
まず注意しなければいけないのは、計算の順序です。
四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった式では、次の順に計算します。
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・ひき算の計算
今回の問題では、「(−6)×(−6)」と「(−6)÷(−6)」の部分を先に計算するということになります。
負の数を含んだ掛け算・割り算
正負の数の掛け算・割り算では、符号と数字を分けて考えることが可能です。
符号は次のように計算します。(掛け算で記載していますが、割り算も同様です)
(+)×(+)=(+)
(+)×(−)=(−)
(−)×(+)=(−)
(−)×(−)=(+)
今回の計算の場合を確認してみましょう。
(−6)×(−6)の計算
符号:(−)×(−)=(+)
数字:6×6=36
よって(−6)×(−6)=+36
(−6)÷(−6)の計算
符号:(−)÷(−)=(+)
数字:6÷6=1
よって(−6)÷(−6)=+1
以上の計算によって、元の式は「36+(−6)+1」となりました。
足し算の計算
ここからは、足し算の計算のみで答えを求める事ができます。
左から順に計算をしましょう。
36+(−6)+1
=30+1
=31
したがって、答えは「31」となります。
まとめ
繰り返し計算練習をすることで、習熟度を高めることができます。
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※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP)
「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。
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