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大人が意外と忘れている数学「−4×(−4)÷(−4)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.13
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みなさんは中学校で習う数学で、初めてつまずいたのはどんなところでしたか?

マイナスが登場したところだったと答える方も、多いかもしれませんね。

今回はそんなマイナスを含む掛け算と割り算に挑戦しますので、苦手だったあの頃を思い出しながら計算してみてください。

大人になった今だからこそ、意外とスラスラ計算できるかもしれませんよ。

問題

次の計算をしなさい。
−4×(−4)÷(−4)

計算式に登場するすべての数が「−4」ですね。

解説

この問題の答えは「−4」です。

おさらいするべきは、答えの符号の決定の仕方ですね。

<掛け算・割り算の答えの符号について>
・計算式で登場するマイナスが、偶数個なら答えは(+)になる。
・計算式で登場するマイナスが、奇数個なら答えも(−)になる。

このポイントを踏まえて問題を見てみると、(−)が三個ありますので、答えの符号は(−)になることが分かります。

答えの符号は(−)であると決定したので、計算しやすくするために問題の式の符号(+)プラスだと思って計算すると、

4×4÷4
=16÷4
=4

数字の部分の答えを求められたので、そこに先に求めた答えの符号を付け加えると、答えは「−4」であることが分かります。

また、(−)の符号が登場する掛け算や割り算をする際は、以下の符号のルールを覚えておくと、より計算がスムーズになりますよ。

<(−)が登場する掛け算・割り算の符号ルール>
・(+)×(−)=(−)
・(−)×(+)=(−)
・(−)×(−)=(+)
・(+)÷(−)=(−)
・(−)÷(+)=(−)
・(−)÷(−)=(+)

上記の符号ルールを用いながら、今回の問題を左から順番に計算していくと、

−4×(−4)÷(−4)
=16÷(−4)
=−4

式を一つずつ計算する過程で、符号を変化させながら答えを求めることができます。

まとめ

(−)を含む計算問題では、答えの符号に注意しましょう。

今回の問題で符号のルールを復習し、他の問題にもトライすれば理解が定着しますよ!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお

数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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