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意外に間違えやすいかも?「0×4×8×12×16」→1秒でチャレンジ!

  • 2024.11.12
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試験では時間制限もあるため、「速く解かないといけない」と思うかもしれません。

しかし、だからといって焦ってしまうのは禁物です。

問題を計算する前に、式全体をきちんと確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
0×4×8×12×16

すべて掛け算の計算です。

左から順に落ち着いて計算をしたいところですが、計算を始める前に式全体を確認しましょう。

解説

今回の問題の答えは「0」です。

0の掛け算は、どれだけ大きな数を掛けても答えが必ず0になります。

4×8=32
32×12=384
384×16=6144
となりますが、これに0を掛けると、計算結果は0です。

「6144」という計算結果まで出さずとも、計算結果が分かります。

計算をするときは、まずはじめに式全体を確認し、「すべて掛け算の式」かつ「0×」があることに気が付けば、無駄な計算をせずに答えを出すことができますね。

もう1問、挑戦!

次の計算をしなさい。
0×3×6×9×12+15

こちらも計算を始める前に、全体を確認しましょう。

正しい答えを出せたでしょうか。

この問題の答えは「15」です。

始めに「0×」があり、掛け算が続いているので、計算結果が「0」だと考えてしまった方もいるかもしれません。

よく見ると、いちばん最後の計算は「+15」となっています。

つまり、今回の計算は次のようになります。

  0×3×6×9×12+15
=(0×3×6×9×12)+15
=0+15
=15

掛け算のかたまり(上記のカッコ内)は、0の掛け算になっているので、結果は「0」です(計算しやすいようにカッコをつけました)。

しかし、そこに「+15」をするので、答えは「15」となります。

式全体とそれぞれの計算の関係がどのようになっているかを確認しなければなりません。

まとめ

試験などでは「速く計算しないといけない」と思い、きちんと確認せずに計算を始めてしまうことがあるかもしれません。しかし、きちんと全体を確認してから取り組む方が、結果的に速く答えを出せるものです。

当メディアでは、他にもさまざまな問題を出題していますので、ぜひ練習してみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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